ButterflyはX–A–B–C–Dのハーモニック構成で、DがXの外へ投影されます。Carneyは大まかな構造をBryce Gilmoreに帰し、自身のIdealの比率を指定しています。外側のDだけで消耗、反転、入口は証明されません。測定前に作者・道具・変種を選びます。

Idealの定義と別の変種を混ぜない

CarneyのVolume OneのIdeal ButterflyはB=0.786 XA、D=1.27 XA投影、1.618 XAは除外。Cは0.382〜0.886 AB、最低限は等幅AB=CD、BC投影は最低1.618。本文は補完値2.00、2.24、ときに2.618も論じています。これらは幾何の条件で、反転が儲かる確率の測定結果ではありません。

TradingViewのXABCD描画ツールの説明はAD/XA=1.272または1.618という広い別定義です。間の全数値を許す範囲ではなく、1.27と1.272も価格が異なります。名前より定義を記録します。

Crabとの比較:両者ともXの外側を使い得ますが、Ideal ButterflyのDは1.27、通常Crabは1.618 XAです。ただしDの水準一つで区別せず、Bや残りの比率も照合します。

分母と投影の起点

線形価格軸で絶対価格差を使います。BはAB/XA、CはBC/AB、DはAD/XA、最終投影はCD/BC。分母が違います。XAが必ず最長とは限りません。強気型でX<AならD=A−1.27×(A−X)で、Xから引く式ではありません。1超の係数なのでDはXより下です。

すべてのB=0.786候補をPerfectと呼びません。同書のPerfectはD=1.27 XA、BC投影1.618、CD=1.27 AB、Cは0.50〜0.886 ABという別の組合せです。以下のIdealの計算例はPerfectではありません。拡張の式と戻り比率を区別し、共通の起点を持つ測定を独立した三つの反転証拠と数えません。

線形軸の架空EUR/USD。価格の順序はX→A→B→C→D
X1.10000
A1.13000、XA=0.03000=300 pip
B1.10642、AB/XA=0.786
C1.12099244、BC/AB=0.618
D投影1.13000−1.27×0.03000=1.09190

AB=0.02358、BC=0.01457244、CD=0.02909244。CD/AB≒1.233776、CD/BC≒1.99640。CDはAB以上ですが正確な1.27 ABではなく、BC投影もPerfectの1.618ではありません。これだけで全許容規則への適合を断定しません。同じCから等幅AB=CDは1.09741244でDより55.1244 pip上、1.27 ABは1.09104584で8.5416 pip下。別投影は自動で一点へ集まりません。

XA係数1.272ならD=1.09184で1.27より0.6 pip下、1.618なら1.08146で104.4 pip下です。内部判定は丸め前の精度を保ち、表示価格だけを丸めます。反応しなかった後からDを深く動かし、好みの解釈を救いません。全価格は架空で取引成績ではありません。

三つの許容区間に共通価格はある?

全体を囲む広い帯と、全区間に共通する価格は別です。

図全体は横スクロールで確認

横にスクロールすると図全体を確認できます。

三つの許容区間に共通価格はある?架空の三つの中心94.6、95.28、93.40704に独自±0.5を適用。区間94.1–95.1、94.78–95.78、92.90704–93.90704を同じ線形軸へ描画。下限最大94.78が上限最小93.90704より高く、共通区間は空です。包絡範囲は共通区間ではない独自許容幅:価格単位±0.5A − 1.27 × XAC − ABC − 2.618 × BC93949596すべてを囲む包絡範囲下限の最大:94.78上限の最小:93.9070494.78 > 93.90704 → 共通なし

独自の収束検査:架空X100、A120、B104.28、C111。XA20、AB15.72、BC6.72。下の三投影に独自の許容幅±0.5を先に設定します。作者の許容規則や完全なButterfly認定ではありません。

計算中心許容区間
A−1.27×XA94.6[94.1;95.1]
C−AB95.28[94.78;95.78]
C−2.618×BC93.40704[92.90704;93.90704]

包絡範囲[92.90704;95.78]は広い一帯ですが、共通価格には94.78以上かつ93.90704以下が必要となり不可能です。規則が共通区間を要求するなら、その積集合を調べます。作者の定義のXA・AB・BCは別測定であり、この収束検査は独自計算です。

広い包絡範囲でも三つに共通する価格がない場合があります。

検出の三段階を記録

1 — X–Aを選ぶ

スイングの確定規則、軸、時間足と各点が利用可能になった時刻を先に保存。見やすい動きは例示に便利でも、横ばい相場に構造が存在しないとか、きれいな線ほど利益が高いとは言えません。Dの結果を見て点を移しません。

2 — Bの0.786を検査

選んだIdeal条件と事前許容幅でAB/XAを検査。他のBならこの条件に不適合ですが、それだけでGartleyやBatとは決まりません。各構造の残りの比率も必要です。点と規則を固定すれば計算を再現できます。

3 — Xの外へDを投影

1.27 XA、B、BC投影と等幅または認める別AB=CDを一緒に調べます。条件一致は候補領域であって反転保証ではありません。

投影と後から確定する極値を分ける

既知の点からのD投影と、後の価格で初めて確認できる実際の極値は別です。後から分かった最安値へ入口を遡らせません。反転足やダイバージェンスを追加条件にするなら確定時刻と執行規則を検証します。Dの数pip外というSLは幾何だけでは決まらず、通常SLは不利な価格で約定し得ます。

DからCDの0.382/0.618戻りを目標とするのも追加の検査規則です。保守的、良いリスクリワードと自動認定せず、実入口・SL・出口数量・価格の側・費用を記録。Dを通過して反転しない候補も保持します。

同じ起点を共有する条件は依存します。XAを1、b=AB/XA=0.786、d=AD/XA=1.27、r=BC/ABとするとCD/XA=d−b+rb。正確なCD=ABにはr=(2b−d)/b≒0.384224が必要です。

BとDを固定した独自代数検査
r=BC/ABCD/AB正確な等幅?
(2b−d)/b1はい
0.5001.115776いいえ
0.6181.233776いいえ

三つとも一般C帯に入りますが、他の仮定を固定した等幅は最初だけ。長いケースは別ルールの確認が必要で、表自体は完全な認定ではありません。新たな普遍条件ではなく独自代数演習です。

共通区間があっても、価格の刻みに乗らないことがある別の架空USD/JPY検査。独自三許容区間[149.9004;149.9014]、[149.9002;149.9008]、[149.9003;149.9010]。許容は円単位、発注価格刻みを0.001円と仮定。実商品の仕様ではありません。仮定に基づく計算連続価格の共通区間[149.9004;149.9008]下側の刻み149.900区間外次の刻み149.901区間外
共通区間があっても、価格の刻みに乗らないことがある. 別の架空USD/JPY検査。独自三許容区間[149.9004;149.9014]、[149.9002;149.9008]、[149.9003;149.9010]。許容は円単位、発注価格刻みを0.001円と仮定。実商品の仕様ではありません。

この刻みでは共通区間内の発注価格はありません。先に小数3桁へ丸めて一致させず、連続区間と許される価格集合を別々に検査します。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

連続価格の共通区間
[149.9004;149.9008] – 下限の最大と上限の最小を使う。空ではない。
下側の刻み149.900
区間外 – 下限149.9004より小さい。
次の刻み149.901
区間外 – 上限149.9008より大きい。

ありがちな測定の誤り

  • B一つやXの外という位置だけで完全な型と判定する。
  • Ideal1.27と広い1.272/1.618定義を混ぜ、すべてPerfectと呼ぶ。
  • 後に判明した極値へ入口を遡らせる。
  • 狭い幾何距離を実損失上限と考える。
  • 包絡範囲を共通区間と同一視し、結果を見て許容幅を変える。

Gartley・Bat・Crabとの比較

CarneyのGartleyはB=0.618 XA・D=0.786 XA。BatはB<0.618で0.382/0.500を好み、D=0.886 XA。Ideal ButterflyはB=0.786・D=1.27 XA。通常CrabはBが0.382〜0.618・D=1.618 XA。残りの比率と変種名も調べます。深いDから消耗や強い反転を推定しません。

裁量を再現可能な規則へ

選点規則と許容幅を明示し、失敗も見栄えのよい例も保存します。数%の許容は幾何そのものや全作者共通の規則ではありません。数式が再現できることと利益があることは別です。テクニカル分析の文脈で検証し、厳しいフィルターが対象標本を変えるだけか、後の成績も変えるかを調べます。

次の演習

  1. 価格系列・スイング確定規則・時間足・線形軸を固定し、XABCの既知時刻を残す。
  2. 作者/道具の変種を選び、同じ点からB、C、AD/XA、CD/BC、CD/ABを計算。1.27と1.272を分ける。
  3. 後の結果を見る前に許容幅を設定し、共通区間と包絡範囲を別に検査。
  4. 売買を検証するなら投影領域、確認時刻、実際の価格の側、出口、数量、費用を別欄に保存。
  5. 除外と失敗も残し凍結規則を後のデータで比較。デモ20回や観測勝率だけでは将来利益・実運用準備完了を証明しない。