取引戦略

ハーモニックパターン:価格比率・時間・許容幅を別に測る

Gartley、Bat、Butterfly、Crabの定義を区別。三つのD区間の不一致、逆数表示、円の価格刻みによる合否差を架空例とSVGで検証します。

価格の折れ線と計測点を抽象化した編集用画像。実際の取引や値動きの記録ではありません。
点の配置と注文の意思決定を分けて考えます。

レバレッジを使うFXやCFDでは、短時間で大きな損失が生じることがあります。内容は学習用であり、個別の投資助言ではありません。

この記事の内容

この記事を読むと…

  • 価格比率と脚の所要時間を別に測る。
  • Dの区間の共通部分と許容幅の単位を確認する。
  • 価格刻みとピボット認識時刻による判定差を説明する。

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ハーモニックパターンは、連続した値動きの大きさを比率で測る構造です。Gartley、Bat、Butterfly、CrabはXABCDを使いますが、全ての一族が同じ構成ではありません。PRZは反転を検討する候補領域で、実際の反転の証明ではありません。定義、価格計測、売買規則を分けて学びます。

由来と、定義を指定する理由

H.M. Gartleyの1935年の書籍は後にその名で呼ばれる形を示しましたが、特定のフィボナッチ比率を定めてはいません。Carneyの後の定義はB・Dと他の脚の関係を指定します。候補が幾何条件を満たすことと、将来反転することは異なります。

著者や実装を明記し、別の定義を混ぜません。同名でも測る点、許容幅、派生形が違い得ます。検出器を比較する前に、使用する全比率とピボットの認識規則を記録します。

同じ価格比率でも速度は異なる

架空の二系列で価格X100、A120、B108、C116、D104は同じです。変えるのは期間番号だけです。

横へスクロールして図全体を確認 →

横にスクロールすると図全体を確認できます。

価格比率から時間は決まらない価格は両図ともX100 A120 B108 C116 D104。期間番号は上が0,2,4,6,8、下が0,2,4,12,14で、BCの所要期間は2または8です。同じ価格形・異なる時間上:BCは2期間XABCD期間番号:0,2,4,6,8下:BCは8期間XABCD期間番号:0,2,4,12,14両方BC/AB=8/12=2/3BC速度:1期間あたり4または1

注文や損益を含まない線形モデルです。上の時刻は0,2,4,6,8、下は0,2,4,12,14。TradingViewのXABCD描画設定でも、点ごとに価格とバー番号を別に指定します。

等しい横幅は同じデータ期間を示します。数値は架空の単位で、通貨の市場気配ではありません。

両系列はXA20、AB12、BC8、CD12なのでBC/AB=2/3、CD/AB=1。しかしBCは上で8単位を2期間、下で8期間かけて動き、速度は4対1です。価格比率だけから所要時間や機会の数は復元できません。時間フィルターは別に定義し、どちらの図も優位性の証拠にしません。

X-A-B-C-Dの測定を揃える

多くは五点とフィボナッチ比率を使いますが、四点のAB=CDや別のラベル体系も含まれます。XAは基準に選んだ脚で、一族全てで必ず最長とは限りません。選んだ形の完全な定義を確認します。

BとDだけでなくBCとCDも必要です。ここで採用するGartleyとBatはXA内で完成し、ButterflyとCrabはXを越えます。画面の斜線の長さではなく価格差を測り、戻り率の始点と分母を揃えます。 フィボナッチの分母を確認。

GartleyからSharkまでの違い

CarneyのGartleyはBがXAの0.618、Dが0.786で、他の計測の収束も必要です。BatはD0.886、Bは0.618未満で0.382または0.500を好ましい値とします。完成位置が深いだけでは、実行可能なストップが小さいことや口座損失が少ないことを意味しません。 GartleyとBatの個別条件へ。

Carneyの理想ButterflyはB0.786、完成1.27XAを重視します。Crabは1.618XAに加え他の脚も必要で、Dだけで成立しません。Sharkは通常のM/Wと異なる独自の体系です。TradingViewのCypherではDはXC全体の0.786の戻しで、これをSharkへ移しません。AB=CDは二脚の価格幅の等しさです。BCの戻り率と完成への投影比率には逆数の関係があり、自由に数値を組み合わせられません。 Butterfly、Crab、Shark、Cypher、AB=CDを別々に確認します。

Dの参照水準:一族の比較
Gartley XAの0.786戻し、B0.618。
Bat XAの0.886戻し、Bは0.618未満、好ましい値0.382または0.500。
Butterfly Carneyの理想形:XAの1.27延長、B0.786。
Crab XAの1.618延長。通常B0.382–0.618。他の脚も確認。

測定と注文手順を分離する

先に必要な全測定を記録し、次に売買規則を決めます。PRZは反転候補領域です。必須水準が指定許容幅内で実際に重なるかを確認し、近接線の本数を反転確率にしません。XABCからDを投影する判断と、後続足を見てDを認定する判断は違います。

確認を待つなら、その条件と既知になる時刻を定めます。ストップ、期限、目標も別の規則で、全ての名称から自動的に決まるわけではありません。通常ストップは指定より悪く約定する場合があります。利用可能だった情報、スプレッド、手数料、調達費を反映し、結果を見て比率を修正せず別期間で固定仕様を検証します。

架空EUR/USDで分母と許容幅を確認

1pip=0.0001の架空例でX1.1000、A1.1200、B1.1080、C1.1160、候補D1.1040。絶対幅はXA200、AB120、BC80、CD120pipsです。AB/XA=0.6、BC/AB=2/3、CD/BC=1.5、AD/XA=0.8、CD/AB=1。成立済みGartleyとして提示していません。AD/XA0.8とXD/XA0.2を取り違えないでください。

別の整合性演習で、三つのD区間全ての共通部分を任意の±2pipsで求めます。AB=CDは1.104000±0.0002、Aから0.786XA戻しは1.104280±0.0002、Cから1.618BC投影は1.103056±0.0002。最初の二つは1.104080–1.104200で重なりますが、三つ目とは重なりません。中心値の最大差は12.24pips。名称の完全な定義でなく、明示した算術検査です。

許容幅には単位が必要です。目標比率0.618に対する相対2%なら0.60564–0.63036、絶対±0.020なら0.598–0.638で異なります。XA200pipsなら比率差0.010は2pips。観察した候補を救うために後から幅を広げません。

同じ正の価格を1/pへ反転すると線形の脚比率は変わります。AB/XA≈0.595668、BC/AB≈0.669056、CD/BC≈1.505435です。|1/u−1/v|=|u−v|/(uv)なので、元のAB=CDが維持されるとは限りません。共通の線形変換p′=a+bp、b≠0は絶対幅の比率を保ちますが、逆数変換は保ちません。いずれも参照価格で、Bid/Askの実約定ではありません。

安値の後に二本のより高い安値が必要なピボット規則なら、20番足の極値が分かるのは早くても22番足の確定時です。極値時刻と認識時刻を両方残し、22で得た情報を20の新規へ遡及利用しません。

形が示さないこと

裁量で点を選ぶと、同じ図でも別の形や不成立になり得ます。後から完成図を見ることと、その時点の情報で候補を認識することは異なります。後知恵の混入を減らすため、認識規則と時刻を保存します。

ここでの定義や演習は取引収益を測っていません。再現可能なピボット、許容幅、新規・決済を固定し、不合格候補と未約定も数え、選定に使わない期間で費用後損益を検証します。成功図や全面的な否定だけでは、条件を明記した研究の代わりになりません。

次に実行する練習

  1. まずデモで基本のフィボナッチツールを使い、完成した十数個の動きから0.618、0.786、0.886を測る練習をします。測定の練習件数は有効性の標本数や収益の証明ではありません。
  2. 一つの著者・実装定義を選び、全必須比率、ピボット、許容幅を記録。再現して点を置けるようにしてから別の構成と比較します。
  3. 候補ごとに四脚の比率、新規位置、無効化水準と選んだストップ、確認の有無を記録し、決済後に結果を追記。不合格・未約定を除外せず、何を分母にした成績かを明記します。
  4. 候補PRZへ価格アラートを置き、到達時に事前の確認規則を評価します。到達や反転らしい足だけで注文せず、見送った例も残します。
  5. 規則を固定して、選定と別の期間で費用と不合格候補を含めて評価します。デモの完了数や二週間の経験だけでは、収益性や実資金を使う準備完了を証明できません。

円の独立例:同じ比率でも価格刻みで合否が変わる

別の架空USD/JPYの測定例です。1pip=0.01円、X150.000、A150.050、XA0.050円=5pipsとします。目標AB/XA0.618ならAB0.0309円=3.09pips。許容幅は上記と同じ相対2%、比率0.60564–0.63036を事前採用します。

架空の細かい価格格子0.001円ならB150.019でAB0.031円、比率0.62となり合格。粗い格子0.01円なら最も近いB150.02でAB0.03円、比率0.60となり不合格です。目標ABとの差はそれぞれ+0.0001円、−0.0009円。これは二つの仮定した刻みの比較で、日本の全業者の刻みを示していません。

短い脚の検出結果が変わったら、許容幅を拡張する前に価格の刻み、丸め方法、XAの幅を点検します。この例は一つの比率だけの検査です。C・Dや他条件を与えていないため、どちらも完成したGartleyや売買機会とは認定できません。

架空の円価格:刻みが変える一つの比率XA0.050円、目標AB0.0309円、相対2%許容を固定。1pip=0.01円はこの測定例の定義です。仮定に基づく計算目標AB/XA=0.618刻み0.001円AB0.031円 → 比率0.62刻み0.01円AB0.030円 → 比率0.60
架空の円価格:刻みが変える一つの比率. XA0.050円、目標AB0.0309円、相対2%許容を固定。1pip=0.01円はこの測定例の定義です。

同じ目標でも短い脚と価格刻みの組合せで合否は変わります。全パターンの成立や売買結果を示す比較ではありません。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

目標
AB/XA=0.618 – 合格帯0.60564–0.63036。
刻み0.001円
AB0.031円 → 比率0.62 – B150.019。帯内。
刻み0.01円
AB0.030円 → 比率0.60 – B150.02。帯外。

理解度を確認

練習の目安: 約2分.

BC8単位、AB12単位は両系列で同じ。BCの所要期間が2または8なら何が言えますか。

答えと解説を見る

正解。比は両方2/3、速度は8/2=4と8/8=1で4倍です。

よくある質問

ハーモニックパターンとは誰の定義ですか。
値動きの幅を指定比率で測る構造です。Gartleyの1935年の形と、後のCarneyの具体比率を区別します。AB=CDの四点や別のラベル体系もあるため、著者や実装を明記します。形の一致は将来の反転の確定ではありません。
全て同じXABCDや売買手順ですか。
いいえ。全ての必須脚、価格差、許容幅を記録します。架空例ではAB/XA0.6とAD/XA0.8は別の分母・区間です。新規、無効化、ストップ、目標は別に決め、名称から自動的には導きません。
初心者でも利益を期待できますか。
名称や完成図から費用後の成績は分かりません。規則を固定し、ピボットが既知になった時刻、不合格や未約定、全費用を含め別期間で検証します。練習数や経験だけでは将来利益や適性を証明しません。
円の短い脚で比率判定が違うのはなぜですか。
価格格子の影響もあります。架空XA0.050円の目標AB0.0309円は、刻み0.001なら0.031で比率0.62、刻み0.01なら0.03で0.60です。相対2%帯では前者だけ合格します。全業者共通の刻みや、完成パターンの判定ではありません。

出典と検証

  1. harmonictrader.com

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  2. harmonictrader.com

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  3. harmonictrader.com

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  4. harmonictrader.com

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  5. harmonictrader.com

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  6. www.tradingview.com

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  7. www.tradingview.com

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計算例には前提条件を明記しています。現在の市場データや提供会社の取引条件の代わりにはなりません。

著者について

Jarosław Wasińskiはポーランドの編集者・市場アナリストです。2004年にMyBank.plを設立し、2007年から外国為替市場の分析に携わっています。