フィボナッチ・リトレースメントは、選んだ値動きのどれだけを戻したかを測ります。二つの基準点と計算規則を先に固定。線だけでは反発確率、次の足の方向、適切な注文価格は分かりません。

二つの端点と戻す割合

線形モデルで始点A、終点B、戻し割合rならP(r)=B+r(A−B)。0%はB、100%はA。安値L→高値HならH−r(H−L)、逆の下落ならL+r(H−L)です。選んだ値幅の割合であって、通貨価格全体の下落率ではありません。

リトレースメントと投影は計算が異なりますが、名前だけで入口専用・出口専用と決まりません。MT5やTradingViewは二基準点の外の係数も扱います。目標に使う投影で二点・三点の原点を比較。クリック順だけから推測せず、0%と100%の価格を保存します。

比率の由来と50%の位置付け

数列0・1・1・2・3・5・8・13…は前二項の和。大きい項で次項、二つ先、三つ先へ割った比は約0.618・0.382・0.236へ近づき、初めの比が全て等しいわけではありません。1.618は黄金比の近似、0.618はその逆数。78.6%は約0.618の平方根を丸めた慣例です。

50%は半分の値幅という追加の慣例で、これらの極限比ではありません。心理的な強さや反応確率はこの由来から測定できません。23.6%はr=.236、38.2%は.382、61.8%は.618の選択幅で、反転成功率61.8%ではないこと。78.6%を超えただけで新トレンドも確定しません。

平均を先に計算するか、逆数を先にするか

架空EUR/USDのA=1.10000→B=1.20000。逆数の単位ではA′=1/A→B′=1/Bの下落です。両方の線形軸で終点から50%戻しを計算します。

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平均と逆数の計算順を変えると?1.10000→1.20000の中点は1.15000USD/EUR、逆数は約0.869565EUR/USD。逆数端点約0.909091と0.833333の中点は約0.871212。逆数の平均と平均の逆数は違う。計算後に表示だけ丸める。逆数では線形の中点も変わる1 EUR当たりUSD1 USD当たりEUR50%50%B: 1.200001.15000A: 1.10000A′: 0.9090910.871212B′: 0.833333左の中点の逆数:1 / 1.15000= 0.869565 EUR / USD逆数の平均:(1/1.1 + 1/1.2) / 2= 0.871212 EUR / USD
正の参照価格、Bid/Askやスプレッドなし。両方向ともP(r)=B+r(A−B)、r=.5で、逆数のA′=1/A・B′=1/B。計算後の値1/1.15≒.8695652174、(1/1.1+1/1.2)/2≒.8712121212 EUR/USD。実見積り・注文価格・未来の方向ではありません。
通貨表示を逆数へ変えると、線形リトレースメントの価格は単純に保存されません。

(1.1+1.2)/2=1.15 USD/EURの逆数は約0.869565 EUR/USD。一方、端点の逆数は約0.909091と0.833333で、中点は約0.871212 EUR/USDです。逆数は非線形なので操作の順で値が変わります。正の参照値の計算で、売買価格や執行スプレッドを除いた例です。

引く前に端点・向き・設定を保存

TradingViewは座標、独自係数、Reverse、対数チャート時のlog-based設定を説明。同じ端点でも設定が違えば同じ線にならない場合があります。本稿は0%をBとする線形計算。銘柄、配信、足、ヒゲか終値か、端点が利用可能になった時点も記録します。日足や数百pipsを算数上の必須条件にしません。

L=1.0750を固定し、選択Hを1.0950から1.1000へ変えると61.8%は1.1000−.618×.0250=1.08455。旧1.08264より19.1 pips上です。後の反応を見て端点を動かすのは元仮説の検証ではなく改訂です。

JPY例:同じ50%でも線形と対数は違う

独自の架空USD/JPY、A120→B180 JPY/USD。同じ端点で線形と、ここで明示する独自の対数補間式P_log(r)=B×(A/B)rを比べます。特定ソフトの内部実装を実行・認証した例ではありません。

同じ50%でも、どの座標で半分にする?独自の架空USD/JPY、A120→B180JPY/USD。線形P=B+r(A−B)と、独自に定義した対数補間P_log=B×(A/B)^rをr=.5で比較。特定チャートの内部計算を実行した例ではありません。仮定に基づく計算線形の50%150.0000 JPY/USD対数補間の50%約146.9694 JPY/USD線形の尺度で読み直す約55.0510%の戻し
同じ50%でも、どの座標で半分にする?. 独自の架空USD/JPY、A120→B180JPY/USD。線形P=B+r(A−B)と、独自に定義した対数補間P_log=B×(A/B)^rをr=.5で比較。特定チャートの内部計算を実行した例ではありません。

表示する軸と実際の補間式、端点、Reverseと0/100%の向きを別々に保存します。異なる計算値だけで誤配信や売買優位を断定しないでください。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

線形の50%
150.0000 JPY/USD – 180−.5×(180−120)。価格差60の半分30を戻す。
対数補間の50%
約146.9694 JPY/USD – 180×√(120/180)=√21600。乗法的な比率の中間。
線形の尺度で読み直す
約55.0510%の戻し – (180−146.9693846)/60。係数名が50%でも同じ価格ではない。

線形50%は180−.5×60=150円。対数補間50%は180×√(120/180)=√21600≒146.9693846円で、線形の戻し割合へ換算すれば(180−146.9693846)/60≒55.0510%。二つの価格が違っても配信誤りや売買優位を意味せず、式が違います。表示の対数軸と、計算を対数にする設定も分けて記録してください。

参照線と取引判断を分ける

グリッドは数量、約定、費用、出口を決めません。以前の支持・抵抗との重なりを追加条件として試せても、平均やローソク足が同じ価格情報の加工なら独立根拠とは限りません。重なるだけで純益が改善する保証はありません。

61.8%接触を自動入口にせず、78.6%通過を反転確定とせず、計画の閾値の役割を事前に定義。通常SLは指定値より不利に約定する場合があります。トレンドフォローも別途定義する規則で、最適余幅や損失上限は名称から出ません。

200 pipsの同じ範囲を両方向へ計算

架空EUR/USD、1 pip=.0001 USD/EUR、L1.0750・H1.0950で差.0200=200 pips。L→H後の戻りとH→L後の戻りは独立二シナリオで、将来結果や推奨取引ではありません。

r選択幅pipsL→Hの後H→Lの後
23.6%47.21.090281.07972
38.2%76.41.087361.08264
50%1001.085001.08500
61.8%123.61.082641.08736
78.6%157.21.079281.09072

61.8%は上昇後1.0950−.618×.0200=1.08264、下落後1.0750+.618×.0200=1.08736。共有するのは50%中点だけです。選択した200 pipsの半分を返してもEUR価値が50%落ちたわけではありません。演算精度を保ち、注文を実価格刻みへ合わせる作業を別にします。

近い二線が独立の証拠とは限らない

端点で決まる線は為替の反転を強制しません。注文集中や反応原因を主張するなら該当市場の証拠が必要で、人気だけで効果を証明できません。

独自の架空反例:大きなA100→B120に対し、同じ始点で小さい終点を意図的に100+.618×20=112.36と設定。大きい61.8%は107.64、小さい38.2%は112.36−.382×12.36=107.63848で差わずか.00152。二つの独立に選んだ市場の極値ではありません。

丸め係数では.618²=.381924が.382へ近く、正確なq=(√5−1)/2ならq²=1−qなので、このように入れ子にした範囲は同じ線を正確に再現できます。全ての合流が人工という意味ではなく、端点の出所と独立した選択を点検する反例です。近い二線だけでは反発確率は測れません。

方向・設定・情報時点を再計算する

  1. 終点Bを0%にして200 pips表を両方向へ再計算し、61.8%価格を比較。
  2. 正確な端点、配信、足、Reverse、線形か対数かを保存してから出力を比較。
  3. L1.0750・H1.1000へ変更すると上昇後38.2%は1.09045、61.8%は1.08455、差.00590=59 pipsを確認。
  4. 二本後の確定足で高値を確認する規則なら、高値足の時点で最終高値を利用しない。
  5. 反発なし、費用、未使用データも残して規則全体を評価。一か月の選択例だけで優位を認定しない。

投影の原点、支持・抵抗の定義、トレンド規則、ハーモニックの比率構成も計算と取引仮説を分けて読めます。ForexMechanicsのテクニカル分析も参照できます。