ヘッド・アンド・ショルダーは、上昇後の三つの山の中央が高い構造です。名前だけで反転を認定せず、転換点が判明する時刻、ネックライン、終値確認、入口、費用を事前に決めます。下抜け直後と戻り待ちは別の戦略で、反転も約定も保証されません。

頭・両肩と逆型の構造

通常型は左肩、より高い頭、頭を超えない右肩と、間の二つの安値を結ぶネックライン。逆型は下落後の三つの谷で中央が深く、間の高値を結ぶ線の上で閉じる条件などを定めます。買いは入口Ask/出口Bid、売りは入口Bid/出口Askを区別します。

先行トレンドは明確か、中央が他の二点を超え右肩が頭を更新していないか、一つの妥当な線を同じ規則で引けるか。この三点を確認し、曖昧なら形を作り直して適合させません。

線と測定目標の引き方

二つのアンカーの足番号と、それを認識できた時刻を記録。傾く線なら評価する足での線価格を求めます。頭から線までの垂直距離を、どの足の線で測るかも固定し、下抜け位置から下へ投影。逆型は上向きです。これは幾何目標で最低利益、到達保証、統計予測ではありません。

水平線の独立した架空EUR/USD例:頭Bid1.2100、線Bid1.2000、右肩1.2040、シグナル終値Bid1.1982。後の売りBid1.1980を仮定します。戻り条件成立後の別入口Bid1.1995とも比べます。頭と線は100pip(1pip=.0001)、投影目標Bid1.1900です。

傾くネックラインを足ごとに再計算する理由

水平線の例とは別の架空モデルです。既知のアンカーt0=1.1990、t10=1.2000から上昇線を延長します。

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傾く線では比較位置も変わる架空ネックラインはt0の1.1990、t10の1.2000を結ぶ。t14とt16の終値は同じ1.2005だが、線に対して1pip上から1pip下へ変わる。終値は同じ、線が上昇線:各期+1pip終値=1.200510141620t14:線1.2004、終値は1pip上t16:線1.2006、終値は1pip下終値が下がらなくても線を跨ぐ

架空EUR/USD、1pip=.0001、等間隔・線形軸。t14判定前にt0/t10を認識済みと仮定。後の部分は延長です。IGの教材も線の下で足が閉じることを別の観察条件として扱います。

線は幾何の基準です。将来の価格や約定を予測する線ではありません。

傾く線の式は1.2000+(t−10)×.0001。t14は1.2004、t16は1.2006。両方の終値が1.2005でも線に対して+1pipから−1pipへ変化します。古いアンカー1.2000との比較へ戻すと別規則になります。価格下落や反転・約定の証明ではありません。

出来高と戻り待ちの条件

出来高を使うなら指標・配信元を明示。MQL5のiVolumeは指定銘柄・足・shiftのtick volumeを返し、通貨の売買代金、全世界FX出来高、買い手と売り手の金額ではありません。別市場の出来高を利用するなら別に妥当性を確認します。

戻り待ちは例えば後の最大3本以内、Bid高値1.1998〜1.2002かつBid終値≤1.1996と固定。高値1.2001/終値1.1996なら条件成立、さらに後の売り1.1995を仮定します。戻る前のSell Limitなら終値確認より先に約定し得るため、この規則と同じにしません。戻らなければ見送りです。

検証を三段階に分ける

第1段階:判断時点の情報を固定

銘柄、時間足、価格側、swingの選び方を記録。後続足で確定する点を過去に既知として使いません。上位足は別の資料で、偶然の少なさを証明しません。不適格候補も保存します。

第2段階:同数量で入口を比較

USD口座、各10000EUR、1pipの損益1USD、往復手数料2USD、他費用・資金調達なしの仮定。出口Ask1.1902なら売り1.1980の純利益76USD、1.1995なら91USD。出口Ask1.2044なら純損失66/51USD。純利益/予定純損失は76/66≒1.15と91/51≒1.78。成功確率や期待値ではありません。式は数量×(入口Bid−出口Ask)−2でspreadを重ねて控除しません。

ただし目標・stopが戻り成立前に先に到達していないかも確認します。戻らずそのまま下がった別経路なら、最初の方式は+76USDでも戻り待ちは発注なし0。後から両方の良い入口だけを選びません。

第3段階:保護、期限、数量を別々に定める

右肩より上の通常stop Ask1.2044を仮定し、期限とともに事前記録。悪いAsk1.2047で約定すれば二入口の純結果は−69/−54USDとなり、通常stopは損失上限保証ではありません。

別の数量比較として、費用・slippageを含まない価格損失予算100USDなら、100/(1.2044−1.1980)=15625EUR、100/(1.2044−1.1995)≒20408.16EUR。数量刻み1000EURで切り下げ15000/20000EURとなります。stop価格での粗損失96/98USD、目標での粗利益117/186USD。別途往復2USDを引く純stop結果−98/−100USD、純目標+115/+184USD。数量・想定元本が異なる比較で、良い形なら増額すべきという推奨ではありません。

新JPY例:見送りを残すと分母の違いが見える

実績ではなく、あらかじめ選んだ架空6候補の教材台帳です。候補1/3/5は戻り条件不成立で発注なし、損益0・費用0。約定した候補2は粗+1000JPY、4と6は各−400JPY、各約定に往復費用100JPYとします。純結果は順に0、+900、0、−500、0、−500JPY。

粗合計+200JPYから3件の費用300JPYを引き純合計−100JPY。実行3件中の利益1件は1/3≒33.33%、全候補6件中の利益1件は1/6≒16.67%です。分母が違う集計でどちらも将来の勝率推定ではありません。一実行平均−33.33JPYと一候補平均−16.67JPYも同じ純損失を異なる分母で表しただけです。見送りを仮想利益へ置き換えず、元のEUR/USDの価格経路とこの台帳を混ぜません。

実行と候補の分母を混ぜない独立した架空6候補。実行2/4/6にだけ各100JPY費用。元のEUR/USD経路からの損益ではありません。仮定に基づく計算約定3件純+900、−500、−500JPY発注なし3件純0、0、0JPY利益の比率実行1/3と候補1/6平均純結果実行−33.33/候補−16.67JPY
実行と候補の分母を混ぜない. 独立した架空6候補。実行2/4/6にだけ各100JPY費用。元のEUR/USD経路からの損益ではありません。

全候補と実行を別々に数え、見送りを仮想利益にしない。費用込み合計も同時に表示します。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

約定3件
純+900、−500、−500JPY – 粗合計200、費用300、純−100JPY。
発注なし3件
純0、0、0JPY – 損益と費用なし。見送りも台帳へ残す。
利益の比率
実行1/3と候補1/6 – 33.33%と16.67%は分母が違い、将来の確率ではない。
平均純結果
実行−33.33/候補−16.67JPY – 分母変更で純合計−100JPYは変わらない。

失敗や執行不適格も記録

線を再び上回る、期待方向へ進まない、戻らず入口がない場合も残します。株式の研究にある失敗率を同じ定義・FX資料なしに転用しません。合格候補、見送り、注文拒否を日時付きで保存。

教材で上限spread4pipを選んだならBid/Ask1.1965/1.1971は6pipで不適格。この4pipは普遍的な安全基準ではありません。発注前の条件と成立後の約定価格を別に確認します。

他の反転形との比較

二つの極値を使うダブルトップ/ボトムに対して三つの極値を使います。どちらも線・確認・先行トレンドを明記し、二峰・二谷の形と同じ純費用・全候補の規則で比較。形が鮮明な方が稼げるとは導きません。

次の練習へ

  1. 資料、価格側、先行トレンド、各点を認識できる時刻を保存。
  2. 頭と選んだ時点の線の垂直距離を測り、投影規約を固定。
  3. 出来高は実際に観察した配信値とし、期待した増減を作らない。
  4. アラートは足終値確定と同一ではない。入口・戻り期限・見送りを記録。
  5. 規則を凍結して別期間へ適用し、全候補・注文なし・費用を含める。demo20件は練習量の選択で、実取引への準備証明ではありません。

バックテストと計画へ、価格側・時刻・数量・純結果を一組で残します。