XAU/USDにBidとAskが並んでも、何を取引するかは契約で決まります。XAUは先頭の金、USDは表示通貨です。金CFD、先物と現物は単位、費用と所有の条件が違うので、数量を掛ける前に仕様を確認します。

総重量だけでなく、純金の量を揃える

架空の二製品は総重量100g。Aは999.9‰、Bは750‰の金を含むと指定します。LBMAが説明するfinenessは質量による千分率です。

横にスクロールすると図全体を確認できます。

総重量と純金含有量架空の二製品は総重量各100g。A品位999.9‰は金99.99gとその他0.01g、B750‰は金75gとその他25g。棒の全長は同じ総重量、金色部分は違う含有量。Aの微小な残りは数字で示す。総重量100gは、純金100gとは限らないA:品位999.9‰純金99.99g+その他0.01gB:品位750‰純金75g+その他25g純金量=総重量×品位÷1,000差:99.99−75=純金24.99g
架空の二製品は総重量各100g。A品位999.9‰は金99.99gとその他0.01g、B750‰は金75gとその他25g。棒の全長は同じ総重量、金色部分は違う含有量。Aの微小な残りは数字で示す。

Aの純金量100×999.9/1,000=99.99g、Bは100×750/1,000=75g、差24.99g。全長が同じ棒は総重量、金色は金含有量、灰色は他成分。Aの0.01gを大きな幅として描いていません。

真贋、刻印、Good Delivery資格や税扱いを認証する図ではありません。指定純度が真だと仮定した算術です。総重量当たりか純金量当たりかを揃えて購入・買取条件を比較し、製品価格や回収費用をこの図だけから作りません。

USD/ozの価格と、金を保有する権利を分離

XAU/USDの参照表示は純金1トロイオンス当たりUSDで、約31.1035g。架空2,650 USD/ozは単価であり、CFD一ロットの価格や小型金塊の店頭購入額そのものではありません。

独立した現物模型では純金1oz、基準2,500 USD、購入上乗せ5%で支払2,625 USD。後の基準値の98%で常に買い取ると指定し、送料、保管、税金等は除外します。基準不変2,500では受取2,450、差−175 USD。基準が5%上がり2,625でも買取2,572.50で−52.50 USDです。

損益分岐の基準は2,625/0.98≒2,678.5714 USD/oz、元の2,500から約7.142857%上昇。5%+2%という足し算ではありません。架空の条件で、買取率や別費用が変われば分岐も変わります。

LBMAによればallocated口座は特定の金塊等を識別し、unallocated残高は特定の一本ではなく機関に対する契約上の請求です。「spot」という語だけで自分の特定金塊の保有を意味しません。XTBの金CFD説明も現物の所有・受渡しなしという区別を示しますが、日本での同社提供資格を示す引用ではありません。

COMEX GC先物は現物受渡し可能な100oz契約で、最小tickは契約全体10 USD、つまり0.10 USD/ozです。CFDへこの単位・tick・受渡し条件をコピーしません。

実質利回り、ドルと需要は検討する仮説

代替資産の期待実質収益は、金保有の機会費用へ影響し得ます。名目利回り−期待インフレは近似で、TIPSの市場利回りは物価連動国債の尺度です。系列と日付を揃え、実質利回り上昇なら金が必ず下落するという規則にしません。

ドル指数と金のUSD価格が逆相関する期間はあっても算術的必然ではありません。他通貨に対するドル高が、一オンスのUSD価格下落を強制するわけではありません。指数、比較期間とリターン頻度を指定します。

投資・公的部門の需要も影響し得ますが、安全資産という名前は下値保証ではありません。World Gold Councilの2020年3月19日解説は、広い資産清算の中で金も売られ、他の損失の現金需要に使われた可能性を論じました。日付のある解釈で、次の危機の保証ではありません。レバレッジ建玉は後の回復前に強制決済される場合もあります。

金そのものの利子と、別契約の収益を分ける

現物保有それ自体はクーポンや配当を払いません。貸付等の別契約では追加リスクと収益が生じ得ます。保管等の費用を、代替資産の期待収益と比較します。代替が実質2–3%という場合も仮の比較条件で、金が毎年その額を請求する費用ではありません。

代替資産の期待実質利回りがマイナスでも、金の購買力維持は保証されず、名目・実質の両方で下落し得ます。TIPSの元本調整・償還規則と途中売却の市場リターンも別。WGCの2021年4月21日分析も金利上昇が常に金の劣後になるわけではないとしています。これらから固定の価格予測を作りません。

契約のoz、価格刻みと数量刻みを確認

本稿の以下のCFD模型では100oz/lot、価格刻み0.01 USD/oz、数量刻み0.01lotと仮定。1 USD/ozの変化は一lot全体100 USD、価格刻み一つは一lot当たり1 USDです。実際の仕様は提供者ごとに確認し、画面の小数桁だけでtickを決めません。

確認項目本稿の仮定・手順
lot単位100トロイoz、実契約を確認
一oz当たり1 USD変化一lot全体100 USD
価格刻み0.01 USD/oz一lot全体1 USD
一日の値幅日付を指定し価格・割合で測定
スプレッド・手数料実際の両側価格と費用表
ストップ距離戦略で定義・検証、通常SLは価格保証なし

日付のない20–30 USDや50 USDの動きから現在の変動率や他通貨より恒久的に激しいという順位を決めません。予定指標、スプレッドと執行も揃えて比較します。

数量計算:通貨、切下げと費用を順に

架空5,000 EUR口座で自分が選んだ1%=50 EUR、金2,650 USD/oz、ストップ距離40 USD/oz。割合や距離は安全の標準でなく入力条件です。仮の1.08 USD/EURなら予算54 USD。費用なしの価格だけでは54/40=1.35ozで、一oz刻みに切り下げ1ozとなります。

有利な80 USD/ozなら費用前+80 USD、予定逆行40 USD/ozなら−40で価格比2:1。通常SLの実約定は悪化し得ます。100ozを同じ距離で持つと予定価格損失4,000 USD、口座の5,400 USD相当の約74.1%です。

ESMAの2018年個人CFD介入措置の金20倍という例は、開始証拠金の制約で、同じozの価格損益を変えるものではありません。全世界や日本の全金商品に適用する規則ではなく、取引相手、法域と商品区分の有効な条件を確認します。FXの上限を金CFDへ自動適用しません。

別の線形USD決済CFD模型:100oz/lot、0.01lot刻み、0.01 USD/oz tick。0.02lot=2ozをAsk2,500.50で買い、同時Bid2,500.00。往復手数料は全体で0.50 USD/oz、期間全体の資金調達0.30 USD/oz、ほかの料金なし。二ozでは1+0.60=1.60 USDの別費用で、片道ずつ二重には足しません。

代替の完全決済価格損益USD費用後USD
直後のBid2,500.00−1これは即時評価で、期間費用付き決済ではない
出口Bid2,512.50+24+22.40
ストップ約定2,480.50−40−41.60
悪い約定2,478.50−44−45.60

+22.40 USDを最後に一度、仮の1.12 USD/EURで換算すれば20 EUR。追加換算料はない設定で、実際の記帳時刻・レートとは限りません。新規想定元本は2×2,500.50=5,001 USDで、証拠金や損失上限ではありません。両側約定へ含めたスプレッドを再控除しません。

さらに別の予算50 USD、予定逆行20 USD/oz、費用0.80 USD/ozなら50/20.80≒2.404oz。一oz刻みで2ozは予定41.60 USD、3ozは62.40 USD。切下げはその予定シナリオを収めるだけで、ギャップや強制決済経路を抑える保証ではありません。

追加例:円の総額が安くても、純金一g当たりは高いことがある

図と同じ架空100g製品、A999.9‰=純金99.99g、B750‰=75gを比較します。購入総額をA1,019,898円、B800,000円と指定。提示総額外の別料金はゼロとし、実際の販売店価格や税扱いを示しません。他成分の回収価値、加工・収集価値も評価しない「金の含有量当たり」の比較です。

対象純金一g当たり購入額仮の買取額
A1,019,898/99.99=10,200円99.99×9,800=979,902円
B800,000/75≒10,666.67円75×9,800=735,000円

Bは総額が安くても、純金量当たりの購入額はAより約4.575%高い設定です。両方を純金一g当たり9,800円、別費用なしで買い取るという追加仮定なら、Aの差額−39,996円、Bは−65,000円。これは販売店が合金を実際に同じ率で買い取るという主張ではありません。

総重量100gへ9,800を掛けるとBを980,000円と過大に評価し、金以外25gまで金として数えてしまいます。実際には品位の検証、回収率、手数料、他成分・加工価値と契約を確認。現物のグラムを、そのままCFDのlot数量へ読み替えません。

円の総額と、純金一g当たりの価格を分ける

円の総額と、純金一g当たりの価格を分ける架空100g製品A999.9‰、B750‰。金以外の価値・別費用は評価しない。仮定に基づく計算A:総額1,019,898円10,200円/純金gB:総額800,000円約10,666.67円/純金g一g9,800円の仮買取A−39,996円/B−65,000円
円の総額と、純金一g当たりの価格を分ける. 架空100g製品A999.9‰、B750‰。金以外の価値・別費用は評価しない。

同じ総重量や安い総額だけで判断せず、品位と実際の買取・費用条件を確認します。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

A:総額1,019,898円
10,200円/純金g – 純金99.99g
B:総額800,000円
約10,666.67円/純金g – 純金75g
一g9,800円の仮買取
A−39,996円/B−65,000円 – 実際の業者の買取率ではない

次の作業:物量、権利と口座損益を接続

  1. 現物の総重量と純金量、CFDのoz、先物の契約単位を別々に保存。
  2. 日付を揃えて金と定義した実質利回りを複数期間で比較。一週間の逆方向だけで安定相関や最強要因を認定しない。
  3. 金額予算、距離、通貨換算と費用から数量を求め、実際の刻みを適用。
  4. 米発表と事前予想、実際の価格・スプレッド・資金調達を記録。USD/JPYのキャリーとは別のエクスポージャーで、パニックで必ず逆の収益にはならない。

中央銀行や倍率は背景・契約の一部で、金価格の保証ではありません。