時間足は観測を一定の区間へ集計する設定です。注文回数、保有期間やスプレッドの支払回数を自動的に決めません。単位、OHLC集計とセッション時刻を保存してから、形や取引費用を比較します。

確定H1三本でも、三時間とは限らない

架空09:00〜11:30UTCセッション、始点から整列した通常H1時間足で、最後はセッション終わりに確定すると仮定。09〜10時60分、10〜11時60分、11〜11:30の30分で、確定足三本の合計は150分です。

横にスクロールすると図全体を確認できます。

セッション最後の足は短くなり得る架空09:00〜11:30UTCセッションの連続H1三本は60、60、30分。H1でも常に60分ではない架空セッション:09:00〜11:30UTC60分60分30分09:0010:0011:00終了11:30このセッションはH1確定足三本。合計60+60+30=150分。三本目はセッション終わりで確定。始点と終点をデータで確認。
実業者や市場に割り当てない技術モデルで、価格や建玉は示していません。三本目へ架空価格を足して一時間に延長しないでください。

TradingViewのTime説明も時間足の最後がセッション終了で短くなる例を説明します。両タイムスタンプから終了−開始を計算し、足数規則を後から固定経過時間と呼び替えません。

M1・H1・D1・MNの単位と、実際の被覆時間

M1/M5/M15/M30は分、H1/H4は時間、D1は日、W1は週、MN/MN1は暦月で、必ず30日ではありません。通常の完全M5は5分でも、セッション境界等で最終足が短くなることがあり、開始と終了を残します。

MT5の列挙はM2、H8等を含む固定21期間です。別アプリの表記・提供範囲と同じとは限りません。ズームは同じ足の表示拡大、時間足変更は異なる集計。ローソク足のOHLCを先に確認すると区別できます。

M5三本をM15へ集計し、消える情報も確認

架空EUR/USDの通常Bid足、UTC、完全データと左閉右開区間を仮定します。以下の10:00〜10:15は整列しています。

順番はO/H/L/C
M5 10:00〜10:051.1000/1.1020/1.0990/1.1010
M5 10:05〜10:101.1010/1.1030/1.1005/1.1025
M5 10:10〜10:151.1025/1.1028/1.0985/1.0995
整列したM151.1000/1.1030/1.0985/1.0995

最初のOpen、全Highの最大、全Lowの最小、最後のCloseです。M5実体二本が陽線でもM15は陰線。途中の折返しと極値の先後は失われ、集計は元の全経路を保存しません。

費用は予定値動きとの比率を同じ単位で計算します。仮定幅0.1〜1.2pipsと値動き4〜6pipsなら最小0.1÷6≒1.7%、最大1.2÷4=30%。常に5分の1等ではありません。手数料や調達費もあり、長期足が費用を消すわけではありません。

時間足を選ぶ前に、境界と情報時点をそろえる

10:07には10:15確定M15の最終Closeは未知です。過去データの完成値を10:07判断へ使うと未来情報が入ります。時間足名とタイムゾーン表示だけでは境界、確定、同じ観測の一致は分かりません。

同じH4でも08:00〜12:00UTCと09:00〜13:00UTCでは元の観測が違います。開始・終了、配信、銘柄とBid/Ask/Lastを保存。TradingViewでチャートの表示タイムゾーンを変えても、Pineの時刻計算や足区切りが自動変更されるわけではありません。

スキャルピングやスイングを選ぶ際も、実際に条件を評価できる時点と注文の監視要件を比較します。足が多いことから注文増加・最大費用・最大心理負担を断定せず、生活時間と保有計画を含むルールを先に決めます。

M5対H4:同じ端点でも中の経路は分からない

完全な8時間を仮定すれば、整列M5は96本、H4は2本。EUR/USD端点1.0820→1.0860は40pipsですが、これだけでは各H4実体も中の経路も決まりません。表示切替自体では取引は起きず、スプレッド課金も発生しません。

別の任意単位例では、M10の10:00〜10:10は100/103/99/100、次のM10は両変種で100/110/100/109です。その後半M10を作るM5が、Aでは100/105/100/104と104/110/104/109、Bでは100/109/100/108と108/110/104/109とします。

10:15で切るM15は、Aで100/105/99/104、Bで100/109/99/108。全く同じM10二本から、どちらのM15が正しいかは決まりません。10:20のClose109を10:15へ使うことも未来情報になります。中間集計を通すと別整列に必要な詳細を取り戻せない場合があります。

独立したUSD口座の費用モデルでは10000EURをAsk1.1001、当時Bid1.1000で買い、往復手数料2USD、調達費・換算なし。Bid1.1005出口なら費用前+4USD・手数料後+2USD、Bid1.1050なら+49・+47USD。幅は既に含まれています。幅1USD+手数料2USD=3USDは、Bid値動き5pips分5USDに対し60%、50pips分50USDに対し6%。時間足がどちらの動きを保証するわけでもありません。

複数時間足を使う場合も、各画面の役割と利用可能情報を固定して検査します。

JST表示が日付をまたいでも、区間所属は固定

JST表示が日付をまたいでも、区間所属は固定架空2026年10月26日UTCの三tick、左閉右開M1。仮定に基づく計算14:59:58UTC=23:59:58JST前のM1へ15:00:00UTC=翌00:00:00JST次のM1へ15:00:02UTC=翌00:00:02JST次のM1へ
JST表示が日付をまたいでも、区間所属は固定. 架空2026年10月26日UTCの三tick、左閉右開M1。

表示タイムゾーン変更と、日足境界を新しく定義する再集計は別操作。絶対時刻と区間所属を保存する。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

14:59:58UTC=23:59:58JST
前のM1へ – 価格150.00。
15:00:00UTC=翌00:00:00JST
次のM1へ – 価格150.20。境界の両区間へ重複させない。
15:00:02UTC=翌00:00:02JST
次のM1へ – 価格149.90。前の足のCloseへ持ち込まない。

次に残す四つの記録

  1. 元のM5表の三本目だけ、High1.1040・Close1.1015へ変える。M15は1.1000/1.1040/1.0985/1.1015の陽線になりますが、15分内の全経路は依然不明です。
  2. 両タイムスタンプを保存。架空09:00〜11:30UTCの確定H1は60/60/30分、合計150。最終足の架空価格を足さない。
  3. 取引費用は入口・出口、量、手数料と調達条件から計算。5又は70pipsを仮定に使えても、M5/H4という名前から典型値とは言えません。
  4. 閉じた足が必要か、いつ評価できるか、注文をどう管理するかを定義。二時間足なら事前に役割を決め、全シミュレーションで比較。

追加演習:JST日付が変わるtickをどちらへ入れるか

架空USD/JPYの三つの観測だけを、2026年10月26日UTC14:59:58に150.00、15:00:00に150.20、15:00:02に149.90とします。左閉右開のM1なら[14:59,15:00)へは最初だけ、[15:00,15:01)へ後の二つが入ります。最初のOHLCは全150.00、次は150.20/150.20/149.90/149.90です。これは三tickだけの限定モデルで、実日足履歴ではありません。

JST表示は順に10月26日23:59:58、27日00:00:00、00:00:02。UTC15:00ちょうどを前区間にも入れると、二重計上になります。表示を変えただけなら各tickの絶対時刻・区間所属は変わりません。新しくJST00:00基準の日足を定義し直す操作は、UTC00:00基準とは別の集計規則です。前の区間を完成させるために15:00:02の149.90を持ち込まないでください。

円の費用例も別に計算します。架空1000USDをAsk150.02(Bid150.00)で買い、Bid150.05で閉じれば価格差30JPY、往復手数料20JPY後は10JPY。Bid移動0.05JPYの50JPYに対し、幅20+手数料20=40JPYで80%。出口150.50なら価格480JPY・手数料後460JPY、同じ40JPYはBid移動500JPYの8%です。表示時間足が変わっても、同じ一組の実約定ならこの金額は変わりません。調達費・換算は除外した教材仮定です。