Upside Gap Three Methodsは伝統的に上昇継続型と呼ばれる3本の形です。実体の間の窓は、ヒゲを含む全値幅の空白とは限りません。形が成立しても、後の上昇や利益は保証されません。認識器の版、比較演算と価格の単位から確認します。

3本の認識条件:五本型やTasukiと混同しない

TA-Lib0.6.4のCDLXSIDEGAP3METHODSは、同色の実体二つの間に窓があり、逆色の3本目が2本目の実体の厳密な内部で始まり、1本目の実体の厳密な内部で終わるかを判定します。上向き版は陽・陽・陰。先行トレンドや過去に対する実体の長さはこの関数の判定条件ではありません。thinkorswimには長い実体と先行トレンドのパラメーターがあり、同じ名前でも印は一致するとは限りません。

上向きTasukiは3本目の終値が窓の厳密な内部で、さらに2・3本目の実体長の差が過去のNear許容値未満かを判定します。終値だけでは足りません。Rising Three Methodsは3本の小実体を間に持つ別の五本型です。「窓が一切ない」だけをその一般認識条件にしません。価格ギャップの説明と比べる際も、実体か全値幅かを指定します。実体が価格帯をまたぐことは、その間の全価格で取引が成立した証拠ではありません。

価格を逆数表示すると、形の向きも反転する

正の価格pを1A当たりB、q=1/pを1B当たりAとします。架空OHLC(始値・高値・安値・終値)は順に(100;108;99;104)、(106;111;103;110)、(109;110.5;101;102)。陽・陽・陰は逆数では陰・陰・陽になり、窓の向きも変わります。

横にスクロールすると図全体を確認できます。

表示通貨を逆にした同じ正の価格列架空の3本。B/1Aの価格pをq=1/pへ変えると陽・陽・陰が陰・陰・陽へ反転。逆数Highは元Lowの逆数、逆数Lowは元Highの逆数。左右は別単位・別線形目盛。逆数の表示では実体も反転1A当たりB1B当たりA112233実体の窓:104–1061/106–1/104元価格:陽・陽・陰逆数:陰・陰・陽
架空の3本。B/1Aの価格pをq=1/pへ変えると陽・陽・陰が陰・陰・陽へ反転。逆数Highは元Lowの逆数、逆数Lowは元Highの逆数。左右は別単位・別線形目盛。

各O・Cは逆数、H′=1/L、L′=1/Hです。元の窓104〜106は1/106≈0.009434から1/104≈0.009615。O′3=1/109は2本目の実体内、C′3=1/102は1本目内です。元価格の目盛90〜115、逆数0.0087〜0.0103はそれぞれ独立した線形目盛なので、左右の絵の高さを比べません。

全て架空の正の価格で、スプレッド、費用や執行模型は含みません。色だけ変えて数値を残しても通貨単位を変換したことにはなりません。逆数化はスプレッド、注文、実取引の損益の線形変換でもありません。

実体20pipの窓と、全値幅50pipの重なり

次の独立した架空EUR/USDのBid足を使います。1pip=0.0001、順序はOHLCです。

足OpenHighLowClose
11.10001.10801.09901.1040
21.10601.11101.10301.1100
31.10901.11051.10101.1020

実体は40・40・70pip。1本目終値1.1040から2本目始値1.1060は20pipの窓ですが、全値幅は1.1030〜1.1080で50pip重なります。O3=1.1090は2本目実体内、C3=1.1020は1本目実体内。先行履歴は与えていないため、TA-Libの形の条件を検査する例で、上昇トレンドの実証ではありません。

別変更としてH1=1.1050、L2=1.1055なら全値幅にも5pipの窓ができますが、実体の窓20pipは不変です。元の表でC3だけ1.1040へ変えると境界に等しくThree Methods不成立、1.1050なら窓の中でTasuki候補、1.1060ならO2と等しくTasukiの終値内部条件に不適合。C3=1.1050の実体長は40pipで2本目と同じでも、完全なTasuki判定にはNear用の履歴が必要です。ヒゲが窓を下抜けても終値が窓内という形はあり得ます。

TA-LibはC=Oを陽色として扱いますが、1・2本目の実体幅ゼロでは必須の厳密な内部価格を含めません。個々の色判定だけでなく全条件を組み合わせます。OHLCから取引者の身元、供給の枯渇、押し目が技術的かファンダメンタルズ要因かは判定できません。

配信と窓の定義を固定して数える

MetaTraderの価格資料はBidとLastのチャートを区別し、実銘柄のSYMBOL_CHART_MODEを確認できます。Bid足はFX全取引の約定記録ではありません。BISの2022年4月調査の全FX商品・日平均7.5兆USDは歴史的集計で、現在値でも、一業者の気配が連続する証拠でもありません。

提供元、時計、足の期間と欠損観測を記録し、休場とデータ中断を分けます。週末のFXという分類だけでは、出現率や一定のギャップ幅は求められません。実体の窓はヒゲが重なっても成立するので、平日の連続取引だけを理由に日曜再開でしか発生しないとはいえません。実際のペア・時間足・配信で定義を固定して数えます。

Tasuki:同じ終値でも、実体の差で判定が違う

別の架空計算で先行する5本を全て(100;100.5;99.5;100.2)、その後を(100;105;99;104)、(106;111;105;110)とします。3本目はH/L/C=111/102/105で、O3だけ変えます。2本目を参照する既定Nearの対象5値幅は1が4本と6が1本。0.2×(4×1+6)÷5=0.4です。

O3実体2/3差と判定
1094 / 40<0.4、Tasuki条件に適合
1074 / 22<0.4ではなく不適合

終値105は両方とも同じ窓内です。Three Methodsは終値が1本目実体外のため両方不成立。これはソースの条件を独立して計算したものです。新しいコンパイル済みライブラリーを実行した結果や、売買成功率ではありません。既存EN記事が掲載するKraken EUR/USD・H1・2026年9月21〜25日の120本の分類は同関数の非ゼロコード0件ですが、その一配信・一期間からFX全般の希少さや利益を推定しません。

認識完了と、その後の注文・約定を分ける

3本の形は3本目の終値で判明します。その後にH2を超える終値を求めるなら、追加の注文ルールであり認識に必須の4本目ではありません。トレンドフィルターも別仕様です。履歴、情報を知れる時点、注文、失効条件を評価前に決めます。足の終値割れと足中のストップは別条件で、普通のストップは最大損失を保証しません。

元の説明とは別の架空Bid列を完全なOHLCで残します。(1.0845;1.0885;1.0840;1.0880)、(1.0895;1.0940;1.0890;1.0930)、(1.0925;1.0930;1.0855;1.0862)。実体35・35・63pip、窓15pip、O3は2本目内、C3は1本目内、最小Lowは1.0840。補った高安は実観測や実証されたトレンドではありません。

その後の架空終値1.0945はH2=1.0940より高いとします。判断後に別の次の利用可能Askでちょうど1.0945に全約定したと仮定します。信号終値と同値になるのは説明上の仮定で、自動執行ではありません。選んだSL1.0830とBid目標1.1060は費用前で各115pip。予定1対1は期待値ではなく、ストップが悪く約定する可能性は残ります。SLとTPで指示の違いも照合します。

鏡像はDownside Gap Three Methodsです。ギャップ取引と比較しても、数本の株式図、一週間のデモや追加指標だけでFXの収益性は実証できません。

日本円表示の例:表示を丸めると境界の判定が消える

独立した架空USD/JPYのBid足です。順に(150.000;150.800;149.900;150.400)、(150.600;151.100;150.300;151.000)、(150.900;151.050;150.100;150.399)。1pip=0.01円、実体間は0.200円=20pip、全値幅の重なりは150.300〜150.800=50pipです。先行トレンドと取引結果は指定していません。

丸め前のC3=150.399は150.000<150.399<150.400で1本目実体の厳密な内部。O3=150.900も2本目内なので、Three Methodsの上向き条件に適合します。ところが小数1桁の表示150.4を検出器へ戻すと、C3=C1になり不適合。元データを表示丸めで上書きすると同じ列を検査できません。差は0.001円=0.1pipです。

生の値・実tick・比較演算・表示桁数を別欄に残します。浮動小数点誤差への許容規則を加えるなら、厳密比較とは別の検出器として記録。丸め後に不成立になったことは、実相場が反転したことや注文が消えることを意味しません。

小数表示の丸めだけで同じ円価格列の判定が変わる

小数表示の丸めだけで同じ円価格列の判定が変わる架空USD/JPYのBid足。厳密比較の入力精度を確認。仮定に基づく計算元データC3=150.399表示を戻した入力C3=150.4差の単位0.001 JPY=0.1pip
小数表示の丸めだけで同じ円価格列の判定が変わる. 架空USD/JPYのBid足。厳密比較の入力精度を確認。

表示値で原データを上書きせず、生の値・tick・比較規則を保存します。認識の変化は市場反転や取引結果ではありません。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

元データ
C3=150.399 – 150.000<150.399<150.400、実体内部
表示を戻した入力
C3=150.4 – C1と等しく、厳密内部条件に不適合
差の単位
0.001 JPY=0.1pip – 1pip=0.01 JPY。許容規則追加なら別仕様

明日からの再現手順

  1. 認識器の版とトレンド・長さの設定、配信、単位と期間を固定。
  2. OHLCの整合、実体と全値幅の窓、等号と履歴不足を別記録。
  3. Tasukiは終値と実体長差、Nearの過去参照まで検算。
  4. 認識時刻の後で注文・約定・手数料・保有費用と悪い約定を評価。選択に使わないデータで確かめます。