流動性は、ある時刻に指定した数量を、直前の市場価格に近く、速やかに、大きな価格影響なく取引できるかという問題です。BISの2022年4月の1日7.5兆USDは、複数FX商品を含む歴史的取引高の合計で、全個人口座の注文を待つ資金プールではありません。spread、数量と実際の約定を合わせて確認します。

為替市場で流動性が意味するもの

評価には必ず数量と時刻が要ります。狭いBid・Askの差だけでは最良価格の数量や処理中の変化は分かりません。1lotが価格へ及ぼす影響は共通ではなく、契約と実際の提示数量を確認。過去の通貨別取引高の順位は今の深さや利用できる気配の順位を保証せず、あらゆる株式市場との比較の証明にもなりません。

ボラティリティは価格変化、流動性はある数量の執行条件です。単純な反比例ではありません。雇用統計等で価格と数量が急変しても、メジャーペアだから出入りしやすいとは限らず、静かなチャートも厚い気配の証明にはなりません。

銀行・マーケットメイカー・プール

銀行、非銀行の流動性供給者、会場が分散したFX市場へ気配を提供します。個人向け業者が集約やhedgeをしても、A-book・ECN・STPという名称だけで法的相手や毎回の経路、利用できる供給者は分かりません。契約法人の執行方針と、同じ時刻・数量に対応した気配と約定で確認します。

供給者の競争はspreadへ影響し得ますが、在庫、ボラティリティ、数量、markupも関係します。spread一つで「十数社が競争」「一社しかいない」「業者の悪意が原因」とは決めません。

liquidity poolは、その場・時刻に集まる買いと売りの気配の集合です。最良値の次の価格にも量があれば大きな注文を吸収しやすく、薄ければ近い値段の提示量を使い切って次の水準へ進み得ます。ただし全世界共通の板を見ている意味ではありません。

spreadだけでは数量が見えない

スプレッドはBidとAskの差で、費用の一指標です。最良価格が狭くても提示量は少ない場合があります。架空比較としてEUR/USD0.1〜1pip、あるexotic10〜50pipsという幅を置けますが、現行料金・通常値・推奨ではありません。予定時刻の実商品と口座を測定し、広さだけで原因を決めません。

別の架空EUR/USD比較で1pip=0.0001USD/EUR、10000EURの数量を固定。0.3pipなら10000×0.3×0.0001=0.30USD、30pipsなら30USDの即時価格差です。これはspreadだけの比較で、実約定・別途費用・採算や推奨保有期間を決めません。

同じ1 pipのspreadでも全量の約定価格が違う

最良Bid・Askだけでは、その値段にある数量が分かりません。二つの架空プールは一つの気配だけなら同じ費用に見えます。

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同じspreadでも数量が違う二つのプール両方Bid1.1000/Ask1.1001。Aは80000EUR全て1.1001。Bは20000を1.1001、60000を1.1004。Bの平均は2.25pips不利で差18USD。同じspread、違う厚み両方Bid / Ask:1.1000 / 1.100180000 EUR買い・spread 1 pipA:80000 EUR全て1.1001平均:1.1001 USD/EURB:20000 EURを1.1001残り60000 EURを1.1004平均:1.100325 USD/EUR全量の購入金額差:18 USD最良気配のspreadだけでは分からない

互いに独立し、時間中に変化しない二つの架空EUR/USDプールから80000EURを全量購入。1pip=0.0001USD/EUR、commission・fundingなし。購入約定価格を比較し、往復総費用ではありません。MT5公式ヘルプは取引所とOTCのDOMの違いを説明。棒は実業者の流動性ではありません。

棒は約定数量の構成比。Aは100%、Bは25%と75%で、実際の注文板を示していません。

Bの数量加重平均は(20000×1.1001+60000×1.1004)/80000=1.100325USD/EUR。Aより0.000225、2.25pips高く、購入金額差80000×0.000225=18USD。同じ80000EURを買う模型で、深さだけを変えています。実測では処理中の気配変更も区別します。

新しいUSD/JPY例:1万と3万で比較の結論が変わる

実際の気配ではない固定した二プールを比較します。両方Bid150.00、最良Ask150.01JPY/USD、1pip=0.01と置きます。Aは30000USDまで150.01で売り、Bは10000USDだけ150.01、次の20000USDを150.04で売ると仮定。費用・時間変化・信用や注文制限は省いた教材です。

同じ数量の買い同士を比較。円の売買金額と平均価格
数量Aの平均Bの平均Bの追加購入額
10000USD150.01150.010JPY
20000USD150.01150.025300JPY
30000USD150.01150.03600JPY

30000USDではAは4500300JPY、Bは10000×150.01+20000×150.04=4500900JPY。平均差0.02JPY/USD、仮の2pipsで、全量差600JPYです。Bid150.00を別の比較基準にすればAの購入額差300、Bは900で差600は同じ。これは購入時の比較で、即時売却や往復総費用を保証しません。

1万USDのdemo比較で同じ結果でも、3万USDの本番で同じとは言えません。逆にBが常に悪いとも言えず、この固定気配・量の条件の結果です。発注数量を揃えたうえで、最良spreadと全約定の加重平均を別列に記録します。注文を小分けにすれば必ず改善する模型でもなく、時間や追加費用が変わります。

数量を変えると最良気配だけの比較が崩れる別の架空USD/JPY固定プール。両方Bid150/Ask150.01、Aは30000USDまで同値、Bは最初10000USDだけ同値、次20000は150.04。費用・時間変化なし。仮定に基づく計算10000USDを買う両方平均150.0120000USDを買うB平均150.025、差300JPY30000USDを買うB平均150.03、差600JPY最良spread両方0.01のまま
数量を変えると最良気配だけの比較が崩れる. 別の架空USD/JPY固定プール。両方Bid150/Ask150.01、Aは30000USDまで同値、Bは最初10000USDだけ同値、次20000は150.04。費用・時間変化なし。

最良spreadと、同じ数量を満たす加重平均約定を別列で比べます。画面の行が実際の数量を持つかも確認します。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

10000USDを買う
両方平均150.01 – 差0JPY。この結果を3万へ外挿しない。
20000USDを買う
B平均150.025、差300JPY – 同じ2万同士を比較。
30000USDを買う
B平均150.03、差600JPY – 仮のpip0.01なら平均差2pips。
最良spread
両方0.01のまま – 量が違うので全量の約定は同じでない。

流動性とslippage:基準と結果を分ける

スリッページは明示した参照気配と実約定の差です。複数価格へ量を配分することと、処理中の価格変化は別の仕組み。改善・悪化どちらもあり、方針により一部約定や拒否もあり得ます。図の固定提示モデルが全注文経路を表すわけではありません。

ニュース、再開、数量変化は活発な通貨にも影響します。通常のstopはtriggerより不利に約定し得ます。BIS Papers90は数量・時間・価格影響を含む複数の指標を組み合わせる考えを説明し、最良spreadだけでは数量を測れないという区別を支えます。現在の料金や約定を保証する資料ではありません。

MT5の取引所DOMとOTC DOMは別です。OTCでは業者の気配等により構成され、volumeが提供されない場合はBid・Askと価格刻みから計算した水準が表示され得ます。画面に行が並ぶだけで、各行に全世界の実注文が待っていると判断しません。

時間帯と流動性を測る

金融センターの活動は日中で変わります。ただしBIS2022の所在地別sales desk取引高は、全ペア・個人業者の流動性時計ではありません。ロンドンとニューヨークの重なりは調べる期間であり、最良執行の保証ではありません。

日本のJSTはUTC+9で夏時間がありません。ロンドンとニューヨークは夏時間の切替日が一致しないため、比較したい実日付・現地時間をJSTへ変換して記録します。固定のポーランド時刻や欧州午前3時を、日本の深夜や一定の薄商いへ読み替えません。業者rollover、休業日と各商品の日程も別確認します。

週末・休日・exoticで注意すること

通常の取引休止中も世界の出来事は続き、再開気配が休止前から飛ぶ場合があります。欧米の日曜再開は日本では月曜となり得るので、商品の実日付と時間帯を確認。価格のgapがstop水準を飛び越えれば、条件を満たす次の気配での決済指示も執行規則へ従い、最初の表示気配で全量約定する保証はありません。

祝日は参加者と営業時間を変え得ますが、全ドル・円・ポンドのペアが同じ影響、spreadが一定倍率になるとはしません。exoticの名称も現在の薄さ・値動き・経済の安定性を固定的に測る尺度ではなく、実spread、数量、契約と約定履歴を比較します。

CFDでは大きな損失が起こり得ます。ESMA2018年3月の74〜89%は当時の各国分析による個人CFD口座の損失割合で、現在の全業者や日本FXの成績ではありません。日本の個人店頭FXの4%以上・最大25倍も法人や他CFD・取引所へ一律に移す規則ではなく、losscutは最大損失を保証しません。登録と現在のリスク説明を確認します。

今から行う四つの確認

  1. 同商品・同程度の数量で、日付と時間帯、spread、参照価格、実約定、commission、拒否・一部約定を記録。少数観測だけで普遍的な結論を出さない。
  2. 定義したsession内と外で比較。実日付・地域を明記し、平均spreadだけでなく執行も確認。
  3. 取引休止・休日暦と再開条件を読む。gapとfinancingを架空ポジションへ計算しても、全員共通の取引禁止日にはしない。
  4. 数量step、pip価値、spreadと執行条件を確認。demoは操作説明に役立っても本番流動性を証明せず、数か月の練習やmajorの名前で適合性を保証しない。

次は参照価格と実約定の差を計算するslippageへ。機関市場の構造を深める場合も、取引高と自分が使える数量を区別してください。