この記事の内容
この記事を読むと…
- 指標の計算と未来予測、当時の利用可能情報を区別する。
- 純平均・損益分岐勝率・取引順序別DDを検算する。
- フィルターの件数と同期間合計、最低費用の非比例を調べる。
記事内で用語を調べる
ドローダウン 勝率 バックテスト 期待値(損益の加重平均) ポジションサイズ(建玉数量) 相対力指数(RSI)インジケーター値を売買判断の条件に使うことはできます。ただし過去価格の加工だけでは将来の利益も、利益が不可能なことも証明しません。指標は計算で、検証できる戦略にはデータ、入口、出口、数量、執行、費用が必要です。線の見栄えで優位性を認定せず、規則全体を調べます。
指標の入力と数式を確認する
宣言された入力と式を確認します。SMAは選んだ観測を足して件数で割ります。架空のEUR/USD終値1.1000、1.1010、1.1020ならSMA(3)=1.1010で、次の終値の予言ではありません。価格源や窓を変えると計算も変わります。追加データを使うスクリプトもあるので、すべてがこのチャートの価格だけとは決め付けません。
新しい名前の価格変換が独立観測を増やすわけではありませんが、規則の定義・再現には役立ち得ます。終値がSMAを上抜ける条件なら、銘柄、時間足、確定時刻、利用可能な入口価格、出口、数量、保有中の再シグナル処理も必要です。「線が上がったら買う」だけでは再現可能な検証になりません。
過去の計算と予測を分ける
今の指標値を条件にしても、予測した将来の結果は別に検証します。オシレーターの極端値だけで消耗や反転時刻は分かりません。形成中の足の値は終値まで変わり、後から確定した値を以前から知っていたことにはできません。
複数指標が同じ入力を加工するなら、三つの色の一致が独立した三つの確認とは限りません。トレンド・変動率・水準の各一つを必須とせず、追加規則の寄与を別の評価で測ります。先行・遅行の用語も、チャート指標の先行を保証しません。
同じ総利益でもドローダウンは違う
同じ4結果を二つの順序で並べます。利益比較には高値からその後の安値への経路も含めます。
図全体を見るには横にスクロール →
横にスクロールすると図全体を確認できます。
架空模型:Rは固定基準額、結果は費用控除後で、再投資・未決済建玉はありません。累計決済結果のR建て下落幅を測り、純資産%や戦略全体の未来リスクを表しません。直前高値から後の安値への定義はMetaTrader 5テスト報告で確認できます。
利益を決める算数と評価対象
勝ちの割合p、費用前の平均利益W、正の額で表す平均損失L、平均費用cを使います。損益ゼロ取引がなければ平均純損益はp×W−(1−p)×L−cです。過去データなら標本の記述で、未来の期待値を既知とするものではありません。勝率だけで正負は決まりません。
実践の要点:勝率を利益・損失額、費用、損失順序と併せて評価します。高勝率だけで正の期待値は証明されません。
完全に架空の100取引模型Aでは、40勝×200 USDと60敗×100 USDで費用前+2,000 USD。全費用を固定25 USD/取引とすると2,500 USDを引いて合計−500 USD、平均−5 USDです。Bは70勝×50 USDと30敗×150 USDで費用前−1,000 USD、10 USD/取引の費用後−2,000 USD、平均−20 USD。再投資のない架空結果・費用で、特定指標の実証ではありません。
Aの条件付き損益分岐勝率は(100+25)/(200+100)≈41.67%です。出口を変えればp・W・Lが一緒に変わり得るので、過去の勝率を固定したまま目標利益だけ大きくしません。全履歴を純額で扱い、実約定価格に含むスプレッドを再控除しないでください。期待値の式、RSI、MACDで計算を確認できますが、指標解説は優位性の認証ではありません。
利用可能時刻・費用・パラメーター選択
多数の過去試行から最良設定を選ぶと、その標本のノイズに適合し得ます。CarrとLópez de Pradoは較正の問題を論じますが、提案模型は離散Ornstein–Uhlenbeck過程の価格に関するもので、自分の指標の有効性の証明ではありません。全試行を残し、開発標本と後の未使用評価を分けます。悪化だけで原因を過剰最適化と断定せず、費用・データ誤り・環境変化・偶然も調べます。
確定後のチャートと、形成中に見えた値は違い得ます。シグナル時刻、入力、後に利用できた約定価格を記録して最終チャートと比べます。通常の更新が直ちに不正な描き直しとは限りません。有料ツールも入力、全結果、購読費を調べ、価格だけで品質の有無を決めません。有料シグナルの検討も参照します。
次の比較は採用シグナル当たり平均と同じ期間の合計を分けます。平均の改善だけではドローダウンや総損益の改善は分かりません。
平均が上がっても合計は減り得る
同じ期間の重ならない架空機会20件、固定基準R、仮定費用控除後、数量増加なしとします。フィルターは[2、2、−1、1] Rの4件を採用し、+1 Rを11件、−1 Rを5件除外します。指標の実測研究ではなく、作った算数集合です。
フィルターはDDや作業時間なども変え得ますが、平均から推測せず測定します。数量を増やすのは比較条件の変更です。同じ単位・期間で件数、平均、合計を報告します。利益・損失・費用を全部比例拡大すれば平均の符号は同じですが、最低手数料があれば比例しない場合があります。リスク管理だけで損失規則を利益規則へ変えるとはいえません。優位性の検証で計画の有無から結論せず全体を調べます。
次に行うこと
- 規則を固定する。評価前に銘柄、フィード、時間足、パラメーター、入口、出口、数量、費用を一つの版に記録します。
- 順序を保存する。全純損益、平均、件数、DD、拒否・未約定も報告します。1か月の平均は未来の期待値の保証ではありません。
- 当時利用可能な情報を使う。実際の確定時刻と約定仮定を再現し、後の価格を前の判断へ混ぜません。時刻記録はサーバー時刻とJSTを区別します。JSTはUTC+9で夏時間がありません。
- 未使用データを評価する。開発と後の期間を分け再調整しません。その結果を見て規則を変えれば、もう未使用評価ではありません。
- 有料ツールの根拠を確認する。勝ちだけを選ばず、全履歴、方法、年間費用を読みます。バックテストの手順でも完全な規則を検証します。デモや紙上検証なら実資金を危険にさらさず問題を探せますが、未来利益の保証にはなりません。
追加例:最低手数料があると単純比例は崩れる
別の円建て架空模型で、同じ件数内の勝率50%、基準数量q=1で利益200円・損失100円、費用前平均50円とします。往復費用はmax(10q、60)円という作った料金です。q=1は50−60=−10円、q=0.5は25−60=−35円、q=2は100−60=+40円です。最低料金60円のため純平均は単純比例しません。
これは増量の提案ではありません。数量を増やせば損失額・証拠金・執行条件も変わり得ます。仮の勝率や単価を保った算数だけで、実際の優位性・安全な数量は決まりません。日本の業者がこの最低料金を課すという主張でもありません。
費用構造を実仕様で確認します。模型の符号変化は安全性・将来の勝率・実際の優位性を証明しません。 小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。
理解度を確認
練習の目安: 約2分.
答えと解説を見る
正解です。4→3→2で2 R下落。Aでは高値からその後の安値への下落は1 Rまでです。
よくある質問
常に値動きに先行する指標はありますか。
複数指標を組み合わせると利益確率が上がりますか。
過去と実運用の結果が違うとき何を調べますか。
有料インジケーターやシグナルを買う価値はありますか。
出典と検証
- www.metatrader5.com
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- www.metatrader5.com
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- arxiv.org
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
計算例には前提条件を明記しています。現在の市場データや提供会社の取引条件の代わりにはなりません。
