受渡しのあるspot FX、個人向けrolling商品、取引所先物は同じ通貨に関係しても権利と資金の流れが違います。チャート名で決めず、名目額、決済、証拠金、費用と口座の取引許可を比較します。

スポットFXはどう決済されるか

受渡しspotは合意した近いvalue dateに二通貨を交換します。多くのペアは2営業日ですが通貨慣行・休日暦を確認。spot決済とrolloverは、全業者が自動的に日次手数料を取るという話とは別です。OTCの価格と実行可能数量は相手・venueに依存します。

個人商品でspot FXと呼ばれていてもrolling spotやCFDの可能性があるので、受渡しとfundingを契約で確認。ETF・CFD・現物エクスポージャーを区別し、Interactive Brokers等のブランド名だけで実商品・自口座資格を決めません。

CMEの通貨先物の仕様

先物は標準化された仕様と中央清算を持ちます。標準Euro FX(6E)は1枚125000EUR、通常の最小価格変化0.00005USD/EURで1枚6.25USD。月次と四半期のlistingがあり、小型契約のtickや条件を全て比例と仮定しません。取引終了、受渡し、業者が設ける早い決済期限は別日付です。現仕様と業者の方針を確認してください。

当初・維持証拠金は変わり得て、古いUSD額を現時点の必要資金にはしません。CMEは先物損益の時価評価によるsettlement variationを説明。実際の交換・清算cycleに従って資金を支払う・受け取る必要があります。中央清算は相対信用エクスポージャーを軽減しても全default・運用・保管リスクを消さず、broker破綻時の全建玉・資金の即時移管を保証しません。

説明モデル:仕組みを確認

同じ価格変化でも契約数量が違う

架空10000EURのエクスポージャーと、125000EURの標準Euro FX先物1枚を比較。CFD・spotと先物の結果を比べる前に名目額をそろえます。

横スクロールで全体を確認 →

横にスクロールすると図全体を確認できます。

同じ価格変化でも契約数量が違う棒は同じ尺度で10000EURと125000EURを表示。標準CME Euro FXの通常tickは0.00005USD/EUR、1枚6.25USD。標準CME Euro FX(6E)比較する名目額:10000 EUR架空のエクスポージャー1枚:125000 EUR比較用10000 EURの12.5倍通常の最小tick0.00005USD / EUR1枚の変化額6.25 USD125000 × 0.00005

標準CME Euro FX(6E)の通常取引の仕様で、全通貨先物に共通ではありません。小型契約も固有の条件を持ちます。10000EURは費用なしの比較モデル。契約数量・tickはCMEのFX表とEuro FX仕様を参照。

架空10000EURなら同じ0.00005USD/EURで変化は0.50USDだけ。少ない証拠金でも契約の名目額は減りません。

125000/10000=12.5倍。同じ0.00005の変化でも標準1枚は6.25USD、架空10000EURだけなら0.50USDです。証拠金額が小さいことは名目数量が小さいことと同義ではありません。

OTC spotと先物を同じ問いで比べる

受渡しspotとFX先物の比較軸
問い受渡しspot先物
数量提供者との合意額契約数量×枚数
決済value dateと交換通貨銘柄仕様と日次清算
担保信用・担保契約取引所と業者の証拠金
費用quoteと別途費用の有無spread・commission・取引所等の口座費用
データ特定OTC会場・提供者特定契約とデータ利用条件

spotと先物は違う価格になり得ます。資金調達等はbasisへ影響しますが、その差を保証された日次損失・利益とはせず、業者のovernight料と経済的に必ず同じとも言いません。実価格、時期別資金の流れ、費用と予定保有期間を照合します。

新JPY例:最終プラスでも途中のUSD支払が必要

実際の日付・価格ではない独立教材で、標準6Eを1枚買い、仮の入口1.1000USD/EUR、第一清算値1.0980、次の清算値1.1020とします。最初は(1.0980−1.1000)×125000=−250USD。次のcycleは(1.1020−1.0980)×125000=+500USDで、合計+250USDです。二回目を入口1.1000から計算してしまうと清算を二重・誤計上します。

円で資金計画をする別の仮定として両cycleとも150JPY/USDで換算、両替費用・税・売買費用なしなら、最初に必要37500JPY相当、次に受取75000JPY相当、純額37500JPY相当。これはJPY建ての先物や現行両替rateを示さず、清算通貨USDを消した計算でもありません。

最初の支払に回せる現金がUSD100だけという仮定なら、必要250に対しUSD150、円換算22500相当が不足します。後の+500が見込めても最初の期限の資金にはなりません。当初・維持担保と追加資金の認識、清算cycle、両替・送金時刻は別に業者規則で確認し、円が別銀行にあるだけで支払済みと扱わないでください。実際の信用供与・担保・追証手続きは商品と業者で異なり、この単純模型が強制決済時刻を決めるわけではありません。

最終損益と途中の資金は別架空標準6E買い1枚、入口1.1000、清算1.0980→1.1020。別の固定換算150JPY/USD、費用税なし、清算通貨はUSD。仮定に基づく計算最初の清算−250USD=−37500JPY相当次の清算+500USD=+75000JPY相当最終合計+250USD=+37500JPY相当最初に使える現金100USDだけなら不足150USD=22500JPY相当
最終損益と途中の資金は別. 架空標準6E買い1枚、入口1.1000、清算1.0980→1.1020。別の固定換算150JPY/USD、費用税なし、清算通貨はUSD。

契約の最終方向だけでなく、各清算時点に必要通貨を用意できるかを確認します。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

最初の清算
−250USD=−37500JPY相当 – 入口から第一清算値への差。
次の清算
+500USD=+75000JPY相当 – 前清算値から計算。入口から二重計算しない。
最終合計
+250USD=+37500JPY相当 – 後の利益は先の支払期限に使えない。
最初に使える現金100USDだけなら
不足150USD=22500JPY相当 – 担保・信用・実cycleを別途確認する仮定。

spotが必要になる目的

ちょうど87312EURの請求書を支払う架空輸入者は、価格エクスポージャーだけを求める人とは目的が違います。実際の両替なら請求額へ合わせられる場合がありますが、標準先物は残余エクスポージャーを残し得ます。受渡日、信用条件、総換算費用も比較し、必要額を持つこととヘッジの損益を分けます。

取引所データを使う目的と限界

先物の約定や板データはそのvenue・契約に関する情報で、世界の全FX tapeではありません。COTは対象先物やoptionsのpositionで、全銀行・全CFD口座を表しません。数量分析に便利な項目があっても、そのデータだけで戦略の優位性は証明できません。

別料金表は比較の助けになりますが、先物が常に安い、slippageなし、全volume戦略へ最良とはしません。同じエクスポージャーの往復費用、データsubscriptionとroll費用も含めます。

選ぶときの五つの取り違え

  1. チャートの商品名だけで受渡しありと判断しない。
  2. 取引終了、受渡日、業者の早期決済期限を混同しない。
  3. 証拠金推定を最大損失へ置き換えない。
  4. 名目額が異なるCFD1lotと先物1枚の金額結果をそのまま比べない。
  5. 資金がある口座でも取引所への許可とリアルタイムデータがあるとは限らない。

日本の個人店頭FXに対する4%以上・最大25倍の規則は、法人FXや取引所FX、CMEの各先物へそのまま移す規則ではありません。外国の許認可を日本居住者への業務の登録の代わりにはせず、契約相手と商品、利用可能な市場を確認します。

比較を始める四つの手順

  1. 両商品で同じ予定名目額、方向、保有期間を書き、受渡しが必要か価格感応度が必要かを区別。
  2. 感応度と全往復費用を計算。架空10000EURで0.0020USD/EUR動けば費用前20USDですが、その正確な数量を実契約で取れるとは限らない。
  3. 現在の証拠金、清算、期限・close-out方針を確認。不利な日次清算の支払資金も別に用意できるか確認。
  4. 入金前に契約法人、商品資格、取引許可とデータへのアクセスを確かめる。正しく比較できても利益は保証されない。