この記事の内容
この記事を読むと…
- pip額をquote通貨から口座通貨へ単位付きで換算する。
- 同じlotでも感応度と予定損失が違う理由を検算する。
- 数量stepへ切り下げた後に別費用を足し予算へ照合する。
記事内で用語を調べる
ピップ(pip) 基準通貨(ベース通貨) 相手通貨(クォート通貨・決済通貨) ポジションサイズ(建玉数量) 想定元本(Notional) 残高(Balance)pip価値は指定数量と換算rateで一pip動いたときの金額感応度。以下の線形FX模型は1 lot=100,000基軸通貨、USD口座です。EUR/USDは10 USD/pip、USD/JPY150なら約6.67 USD、EUR/GBPでGBP/USD1.27なら12.70 USD。いずれも別費用前の価格感応度。同lotを全ペアへ使い回すのでなく口座通貨で数量を求めます。
pipの単位と金額を分ける
pipは慣例的価格単位で、最小tickやplatform pointと同じとは限りません。通常のFX例は0.0001、円quoteの例は0.01ですが実商品仕様を確認。pipの基本を読んだ上で金額を計算します。open positionの値動きは普通、即現金残高でなく未実現損益へ影響します。
数量×pip幅でquote通貨額を作り、口座通貨へ換算。base通貨と右側通貨を混同しません。同じ50 pipsでも数量・単位・換算で結果が変わります。
USDが右側:USD口座の単純な模型
1 lot100,000 base、pip0.0001 quote/baseなら100,000×0.0001=10 quote通貨/pip。EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD、NZD/USDはそれぞれUSD口座で10.00 USD/pipです。固定の数量とpip幅ならpair価格が変わってもquote通貨価値は一定。実商品が必ずこのlotサイズという意味ではありません。
一定なのは指定quote通貨の感応度。他の口座通貨なら変換が加わり、別契約/単位なら再計算。「ドルが右側のgroupだけ全条件で一定」とはしません。
USDが左側:USD口座では換算が必要
USD/JPY、USD/CHF、USD/CADはquote通貨で生じるpip額をUSDへ換算します。100,000×pip幅をpairのquote/base rateで割る形です。USD/JPY150なら100,000×0.01=1,000 JPY、÷150=約6.67 USD/pip。USD/CHF0.90なら10 CHF÷0.90=約11.11 USD。USD/CAD1.35なら10 CAD÷1.35=約7.41 USD。
USD/JPYが150→160なら円pip額1,000は一定でもUSD価値は6.67→6.25(1,000÷160)。暗記した金額のrateを更新します。JPY口座ではこのUSD換算は不要で、全口座のpip価値が同じように変動するわけではありません。
USDなしのcross:換算方向を単位で追う
EUR/GBP0.86で100,000 EURなら0.0001×100,000=10 GBP/pip。GBP/USD1.27なら掛けて12.70 USD。EUR/JPYとGBP/JPYは各100,000 baseで1,000 JPY/pip、USD/JPY150で割ると各約6.67 USD。AUD/NZD等も実quote通貨と口座への経路を確認します。
指定仮定でGBP/JPYのUSD/pipはEUR/USDより小さく、EUR/GBPは大きいですが、安全性の順位ではありません。変動幅、SL距離、換算変化、数量、相関も別。pip価値は指定一単位に対する金額感応度です。
元のPLN模型:同量は同感応度ではない
EUR/USDとEUR/GBPを各10,000 EUR買う架空線形模型。どちらもpip0.0001だがquote通貨が違い、固定換算4 PLN/USD、5 PLN/GBP。実約定間の同じ10pip逆行、追加費用なし、1 lot100,000 EUR・元数量0.10 lotずつです。
横へスクロールして全体を確認 →
横にスクロールすると図全体を確認できます。
EUR/USDは1 USD×4=4 PLN/pip、EUR/GBPは1 GBP×5=5 PLN/pip。10pipずつなら−40−50=−90 PLN。EUR/GBPを4 PLN/pipにする数量は4÷(0.0001×5)=8,000 EUR=0.08 lot。なら−40−40=−80 PLN。換算固定の感応度比較で、同時entryの推奨や変動確率・stop効果の模型ではありません。同pip価値でも相関や安全性は同じになりません。
小さいlotと自国口座通貨
100,000/10,000/1,000 baseを全/mini/microとするこの模型では、EUR/USDは10/1/0.10 USD/pipへ比例。名称だけを国内全業者の数量単位にせず、lotと契約数量を確認。元のPLN口座例でUSD/PLN4.00、換算費用なしなら40/4/0.40 PLN/pipです。
JPY口座の別換算例:固定USD/JPY150ならEUR/USDの10/1/0.10 USDは1,500/150/15円。rate160なら同量でも1,600/160/16円。これはquoteUSDをJPYへ変えるための変化です。JPYquoteの1,000通貨×pip0.01なら10円/pipでUSDへ一度変えて戻す必要はありません。逆向きquoteは割算、業者の換算rate/費用は別確認。
円予算で二ペア:単価だけでなくstepで再検算
新しい架空JPY口座の比較。EUR/USD・EUR/GBPの線形契約を各1 lot100,000 EUR、pip0.0001、許容数量step1,000 EURと仮定。固定USD/JPY150、GBP/USD1.27、したがってGBP/JPY190.5。予定SL40 pips、全往復別費用を数量に関係なく400円、予算10,000円、funding/換算手数料なし。通常stopがこの予算を保証する意味ではありません。
費用を除く価格損失予算9,600円。EUR/USDは1,000 EURあたり15円/pipなので16,000 EURで40×240+400=10,000円、17,000なら10,600円で超過。EUR/GBPは1,000 EURあたり19.05円/pipなので12,000で40×228.6+400=9,544円、13,000なら10,306円。余った456円は予算不足を埋める追加stepに足りません。
同じ予算・SLでも0.16 lotと0.12 lot。国内のlot呼称や数量制約を決めつけず、単位を先にbase数量で比較。実volume stepへ切り下げた後に費用を足して再照合し、marginと不利な執行余裕は別検査します。
同じ予算/SLでも感応度とstepで数量が違います。実数量制約、費用、換算、marginを別確認します。
小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。
- EUR/USD:16,000 EUR
- 価格9,600+費用400=10,000円 – 次の17,000なら10,600円で予算超過。
- EUR/GBP:12,000 EUR
- 価格9,144+費用400=9,544円 – 次の13,000なら10,306円で超過。GBPJPY190.5で換算。
- 余りを確認
- 後者456円を残す – 追加stepには足りない。通常stop執行の保証・margin計算とは別。
数量計算は費用・marginと別に終えない
線形模型の予定価格損失=SL pips×1 lotのpip価値×lots。適切な口座換算を使い、別費用・不利なstop約定を考慮しmarginを別確認。この予定式は最大損失保証ではありません。
元の10,000 USD口座、1%=100 USD、SL50 pipsで比較。未丸めのpip価値を使うとEUR/USD10なら0.20 lot、USD/JPY150の6.666…なら0.30、USD/CHF0.90の11.111…なら0.18。EUR/GBP12.70なら約0.15748 lot、step0.01で100 USD上限なら0.15へ切り下げ。0.15の価格損失95.25、0.16は101.60 USDです。表示値6.67/11.11の丸めを途中式へ固定しません。
同じ0.20 lot・50 pipsを使うとEUR/USD100 USD、USD/CHF約111.11、USD/JPY約66.67 USDの予定価格損失。数量と予算の計算へ。明細照合では実約定・換算・別費用を使いspreadを二重控除しません。
自分の銘柄で確認する四項目
- MT5 Market Watchの仕様から契約size・tick size/value・volume規則を確認。tick/pointをpip規約へ変換。業者calculatorやOrderCalcProfitによる入口出口の口座通貨損益はcross-checkに使えますが、新規注文ticketに普遍的pip価値欄があるわけではありません。
- 実契約数量×pip幅を手計算。GBP→USDならGBP/USDを掛け、JPY→USDならUSD/JPYで割り、単位を消して方向を確認。
- 数量、pip規約、口座通貨、換算rateを金額と並べて保存。変更時に更新し、仮定なしの暗記値にしない。
- 同予算とSLでドルpairとcrossのlotsを別計算し、許容stepへ丸めた金額を再検査。marginも別に確認します。
pointをpipへ入力すると十分の一になる模型
約2分。元のEUR/USD0.10 lot、100,000 EUR/lot、pip0.0001、固定4 PLN/USDならposition一pip4 PLN。架空platform point0.00001と仮定し、pip幅だけ0.00001へ変えてください。出た金額は一pipでしょうか。
結果と説明を確認
position0.40 PLN、1 lot4 PLNへ十分の一になります。計算したのは仮定pointで、実pip価値はposition4 PLN・lot40 PLNのまま。0.0001へ戻します。Pip/Point/Tick Sizeは別単位、10:1はこの模型だけの仮定でcalculatorはラベル間違いを自動識別しません。
理解度を確認
練習の目安: 約2分.
答えと解説を見る
6,000×0.0001=0.60 GBP/pip、×5=3 PLN/pip。感応度で最大損失保証ではありません。
よくある質問
ペアでpip価値が違う理由は?
円pairのpip価値は?
手計算は必須?
数量へどう使う?
出典と検証
- www.metatrader5.com
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- www.mql5.com
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- www.mql5.com
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
計算例には前提条件を明記しています。現在の市場データや提供会社の取引条件の代わりにはなりません。
