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- pip、pipette、Point、Tick Size、更新回数を区別できる。
- 契約数量とpip幅から損益通貨の価値を計算し、口座通貨へ換算できる。
- 約定価格に含まれる費用の二重控除と、Askだけの変化を見落とさず確認できる。
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ピップ(pip) 相手通貨(クォート通貨・決済通貨) ポジションサイズ(建玉数量) 想定元本(Notional) 残高(Balance) 基準通貨(ベース通貨)pipは為替の値幅を測る慣用の単位です。一般にEUR/USDなら0.0001、USD/JPYなら0.01です。金額でも、必ず最小の取引可能な価格刻みでもありません。契約数量、pip幅、建玉数量、口座通貨への換算を別々に確認します。
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更新回数と値幅を分けて数える
同じBid側の仮定の記録を1.10000→1.10030→1.10010→1.10020とします。3回更新され、各移動は+3、−2、+1 pipです。
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四つのBid値だけを結んだ図で、観測間の全ての価格経路や取引損益を示しません。MQL5のMqlTickはBid、Ask、Last、数量などを区別し、変更された項目をflagsで確認できます。一つのデータ更新を「価格が1 tick幅動いた」とは読み替えないでください。
1. pip、Point、Tick Sizeの違い
EUR/USD、GBP/USD、AUD/USDでは1 pip=0.0001という慣行が一般的です。仮に1.08502の最後の桁が1だけ動くなら0.00001=0.1 pipで、通常pipetteと呼びます。pipより細かい変化を、意味のないノイズと一律に決めつけません。
MT5のPointは銘柄のポイント値、Tick Sizeは最小の価格変化です。データのtickは更新という別の意味もあります。表示桁数だけで、取引可能な価格や逆指値を置ける刻みを判断できません。先物はその契約仕様を確認します。
2. 100,000 EURという契約仮定で計算する
ここでは1 lot=100,000 EUR、1 pip=0.0001 USD/EURの線形契約を仮定します。基準通貨の数量に値幅を掛けると100,000×0.0001=10 USD/pipです。この表は計算例で、日本の全業者や全CFDで1 lotが100,000通貨という仕様を示しません。
| 仮定のlot数 | EUR数量 | 1 pipの価格損益 |
|---|---|---|
| 1.00 | 100,000 EUR | 10.00 USD |
| 0.10 | 10,000 EUR | 1.00 USD |
| 0.01 | 1,000 EUR | 0.10 USD |
最小数量と数量の刻みは提供会社の仕様です。マイクロlotでも逆指値幅や費用によって選んだ損失予算を超えます。「少額口座だからこのサイズで安全」とは判断せず、逆指値幅に応じた数量計算で確認します。
3. JPYで表示するペアのpip
USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYなどJPYを相手通貨にするペアでは、一般的な1 pipが基準通貨1単位当たり0.01 JPYです。0.001はその10分の1である1 pipette。逆向きのペアや円の先物に、そのまま流用しません。
仮定のUSD/JPY 150.12→150.13は1 pip、150.120→150.125は0.005 JPYの変化なので0.5 pip=5 pipetteです。半pipを1 pipetteとは呼びません。
1 lot=100,000 USDという仮定なら、1 pipは100,000×0.01=1,000 JPYです。1 USD=150 JPYでUSDへ換算すると1,000÷150≒6.67 USD。数量は100,000 USDであり、100,000 JPYを同じ式に入れてはいけません。JPYのpip幅が同じでも、口座通貨への換算額はレートによって変わります。
4. 損益の通貨と口座通貨を分けて換算
100,000 EURの例では1 pipが10 USDです。費用なしの参考換算を仮定し、GBP/USD=1.27 USD/GBPなら10÷1.27≒7.87 GBP、USD/CHF=0.90 CHF/USDなら10×0.90=9 CHFとなります。
別の線形USD/PLNモデルで100,000 USD、pip幅0.0001 PLN/USDなら10 PLN/pip。1 USD=4 PLNと仮定すれば10÷4=2.50 USDです。実際の換算価格の側、時刻、手数料は提供会社の条件に従います。
口座通貨は相手通貨や基準通貨と別の情報です。日本円の口座なら、仮定の10 USDを1 USD=150 JPYで換算すると1,500 JPY、140 JPYなら1,400 JPYです。これはUSD損益の評価換算であり、既に口座にあるJPYの現金残高が自動的に書き換わるという意味ではありません。
PLNで確認する別の例では、10 USDは1 USD=4.00 PLNなら40 PLN、4.20 PLNなら42 PLNです。通貨名だけでリスクを比較せず、レバレッジと数量の計算も単位をそろえます。USDやEUR口座への変更を一律に勧める結論は、この計算からは出ません。
5. pipで費用を比べるときの二重計上
仮定のEUR/USD Bid1.08501、Ask1.08510は0.9 pip差で、100,000 EURの契約なら9 USDです。実際の新規Askと決済Bidの差で損益を計算した場合、その約定価格に含まれたスプレッドやスリッページをもう一度差し引きません。別途記帳される手数料、スワップ、換算費用は別に整理します。
| 条件 | 1往復 | 100往復 |
|---|---|---|
| A:0.9 pip、手数料0 | 9 USD | 900 USD |
| B:0.1 pip+往復7 USD | 1+7=8 USD | 800 USD |
いずれも毎回100,000 EUR、往復中の価格は不変、全数量が約定し、資金調達・換算費用はない仮定です。現在の業者の価格や順位ではありません。長く保有する取引は実際の約定と費用で比較します。
独立した例として、費用前+10 pipsから仮定の2 pipsを差し引くと+8 pipsで、この正の利益に対する費用比率は20%です。費用前−10 pipsなら−12 pipsになります。20%という数字だけを業者変更の一律基準にしません。EUR/USDの特徴も、契約条件と分けて確認してください。
記録して確かめる四つの手順
- 契約通貨数量、pip幅、建玉数量を書き、pip価値を計算する。上の10/1/0.10 USDは明記したEUR/USD契約の例です。
- 実際の決済済み取引を照合する場合は、新規・決済の約定価格と方向、数量を使い、別の手数料等を加える。約定価格に含まれた費用を二重控除しない。
- 口座換算の通貨、価格の側、時刻、手数料を確認し、仮定の計算と報告書を比べる。例のレートは現在値ではありません。
- 同じ資金、契約数量、逆指値幅で予定数量を再計算する。計算値が最小数量に届かないなら、切上げで予算を超えず、見送る選択も含めて条件を見直す。
同じpipでも、USD換算額は変わる
仮定のUSD/JPYモデルを開きます。1 lot=100,000 USD、1 pip=0.01 JPY/USD、口座はUSD、換算は1 USD=150 JPYの逆方向です。建玉の1 pipは1,000 JPY、約6.67 USD。換算レートだけを150から160にすると、JPY額とUSD額のどちらが変わりますか?
結果と解説を確認
pip価値は1,000 JPYのままですが、1,000÷160=6.25 USDになります。USD額が下がっても、pipの値幅が縮まったわけではありません。口座通貨への換算だけが変わりました。
150と160は練習用の仮定です。別の銘柄では契約数量、pip幅、換算方向を確認してください。
Bid不変でも、Askだけで価格差は広がる
更新された項目とBid/Askの側を記録し、Bidが不変でも費用条件まで不変とは考えません。
小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。
- 最初のAsk150.002
- 20 JPY – 0.2 pipの差
- 次のAsk150.006
- 60 JPY – 0.6 pipの差
- 最後のAsk150.010
- 100 JPY – 1 pipの差、Bidの純変化0
追加の反例:Askだけの更新とBidの値幅
独立したUSD/JPYの仮定です。Bidを150.000に固定し、Askだけが150.002→150.006→150.010と2回更新されたとします。1 pip=0.01 JPY/USDなら、Bidの純変化は0 pipsのままです。一方、スプレッドは0.2→0.6→1.0 pipへ広がります。
| 記録 | Bid / Ask | 10,000 USDに対する価格差 |
|---|---|---|
| 最初 | 150.000 /150.002 | 20 JPY |
| 次 | 150.000 /150.006 | 60 JPY |
| 最後 | 150.000 /150.010 | 100 JPY |
データ更新の件数、Bidの方向、往復の価格差は別の指標です。MqlTickのflagsでAskだけが変わったかを調べるという手順につながります。Bidのチャートだけを見て「費用条件も変わっていない」とは判断できません。
理解度を確認
練習の目安: 約2分.
答えと解説を見る
(1.20010−1.20000)÷0.0001=+1 pipです。2回の更新だから2 pipsとは限りません。
よくある質問
pipとtickは同じですか?
USD/JPYの150.120から150.125は何pipですか?
EUR/USDをPLN口座で計算するには?
pipetteは報告してはいけませんか?
更新が2回なら2 pips動きましたか?
出典と検証
- MQL5:MqlTickの構造とflags
Bid・Ask・Last・数量の更新を区別する公式説明。例の価格系列は独自の仮定。
- MetaTrader 5:気配値と商品仕様
表示価格と取引仕様の確認。全ての業者の条件が同じという意味ではありません。
- MetaTrader 5:売買と約定の基本
一般的な買いAsk・売りBidの説明。
- 金融庁:外国為替証拠金取引について
日本の店頭FXの範囲とリスク。pipの仮定と法制度を区別。
計算例には前提条件を明記しています。現在の市場データや提供会社の取引条件の代わりにはなりません。
