Cypherでは、初動XAの方向にCがAを越えます。その後のDはXAやBCではなく、XC全体から測ります。同じ0.786というラベルでも、分母とアンカーが違えば価格は違います。形の計算、売買判断、実際の約定を分けて見ます。

Cypherを見分ける定義

X、A、B、C、Dの順序を持つ5点の形です。2012年4月30日付Triple Threat Tradingの企業発表はDarren Oglesbeeが最初に識別したとしています。出所を示す情報で、発表に含まれる宣伝上の成功率や初期テストを独立した研究成果とは扱いません。

TradingViewの描画文書はBをXAの0.382〜0.618戻し、CをXAの1.13〜1.414拡張、DをXC全体の0.786戻しと示します。LuxAlgoの定義はCを1.272〜1.414と狭くしています。どの版、許容幅、境界の包含を使うか先に固定します。結果を見てから都合の良い版に変えません。比率は描画ツールだけでなく算術でも確認できます。

X–A–B–C–Dの構造

強気形の幾何ではXが安値、次のAが高値、Bがその戻し、CがAより高い位置です。線形価格差の絶対値でAB/XAとXC/XAを測ります。「強気」はD後に想定する反応の向きで、買う義務や反発保証ではありません。下落するXAから始まる鏡像を、そのまま買い形と呼びません。

X<CならD=C−0.786(C−X)=0.786X+0.214C。D−X=0.214(C−X)なのでDはXより上ですが、距離が小さいとは限りません。弱気の鏡像はD=C+0.786(X−C)で、DはXより下です。投影値、実際の転換点、注文、約定は別です。Xの向こうのストップも、形から自動的に決まる結果ではなく追加して検証するルールです。

Gartley・Bat・Crabとの違い

CarneyのGartleyやBatではCが先のAB調整の内側にあり、DはXAを参照します。CypherはCがAを越え、DはXC参照です。Gartleyの0.786XAを同じ係数だからと移せません。通常のCrabはDをXの外側へ1.618XA投影する構造です。CypherがCで拡張することとは違い、形だけで市場のオーバーシュート頻度や鋭さを証明しません。

アンカーが区間ならDも区間になる

単位を任意とし、Xが[100;101]、Cが[130;132]の矩形内を独立に取れる架空例です。D=0.786X+0.214Cの二つの係数は正なので、最小は両下限、最大は両上限です。

横にスクロールすると図全体を確認できます。

アンカーの幅がDへ与える影響横軸X100〜101、縦軸C130〜132の入力矩形。D=0.786X+0.214C。四隅のDは106.420、106.848、107.206、107.634。正係数なので下限同士が最小、上限同士が最大。将来価格の範囲ではない。入力の区間からDの区間へD = C − 0.786(C − X)D = 0.786 X + 0.214 C130131132100100.5101CX106.420106.848107.206107.634四隅の数値:計算したD最小D = 106.420最大D = 107.634入力の境界・予測範囲ではない
入力矩形の四隅をDへ写した図。最小106.42、最大107.634。確率、信頼区間、将来レートの上下限ではありません。

四隅の計算は106.420、106.848、107.206、107.634。最小は0.786×100+0.214×130、最大は0.786×101+0.214×132です。一つの正確なDには一組のXとCが必要です。この図では他のパターン条件は検査していません。

候補と取引ルールを分けて計算する

系列、時間区間、線形スケール、ピボット選択を先に固定します。BとCの生比率、定義の版、許容幅と境界を記録します。日足や4時間足の方が信頼できるという実証結果はここでは示していません。右側に2本の確定を要するなら、20番足のピボットを知れるのは早くても22番足の終わりです。過去チャートの20番の印から当時の利用可能性を逆算しません。

Dと別に入口、取消、出口を定めます。X越えストップ、CDの0.382・0.618目標、オシレーターのダイバージェンスなどは候補ルールです。追加指標が独立の証拠とは限らず、値が確定する時刻と比較法も必要です。ストップは不利に滑る場合があり、Bid/Ask、数量と費用を含めます。

元の架空EUR/USDを、途中で比率を丸めず計算します。X=1.0800、A=1.1000、B=1.0876、C=1.1054。1pip=0.0001です。XA=200pips、AB=124pips、AB/XA=0.620で、0.618ではありません。追加許容幅なしならBは両定義の範囲外。正確な0.618のBなら1.08764です。XC=254pips、XC/XA=1.270で、1.272ではありません。CはTradingViewの範囲内ですがLuxAlgoの下限未満です。近似ラベルを並べても候補が全条件を満たすとはいえません。

D=1.1054−0.786×0.0254=1.0854356で、Xより54.356pips上。投影価格であって入口やストップ損失額ではありません。CDは199.644pipsです。別途CDの0.382・0.618をDからの目標に選ぶなら1.0930620008と1.0977735992。10桁の価格で約定できるという主張でも予測でもなく、算術参照値です。入口の時刻・価格、ストップ距離、ティックと費用は未指定です。

次は別の架空比較です。X=1.0800、A=1.1000、B=1.0900を固定し、境界を含むCの定義だけ比較します。

XC/XAC投影DTradingView C帯LuxAlgo C帯
1.2001.104001.085136内側外側
1.2721.105441.08544416内側下限
1.3001.106001.085564内側内側

最初の行の相違は定義であり、予測成績ではありません。最後のCを20pips上げて1.1080とすると、Dは4.28pipsだけ上がり1.085992。Cの係数が0.214だからです。古い投影と利用可能時刻を残し、後のアンカーで過去結果を書き換えません。

鏡像の架空点X=1.2000、A=1.1800、B=1.1900、C=1.1740ならD=1.194436、Xより55.64pips下です。恣意的なアンカーは人によって違っても、固定した入力と式の算術は再現できます。候補の失敗も残し、後の別データで費用込みのルールを評価します。

追加比較:どちらのアンカーを1pipずらしたのか

X=1.0800、C=1.1060のDは1.085564。Cだけを1pip上げるとDは0.214pip上がります。Xだけを1pip上げると0.786pip上がり、同じ1pipの読取り差でも影響が違います。両方を1pip上げた場合は合計1pipです。これらはD投影だけの感度で、B/C比率の資格を維持するという主張ではありません。Xを動かせばXAも変わるため、全条件は再検査します。

もう一つの照合として、このXとCなら正しいDは1.085564です。A=1.1000から誤ってXAの0.786戻しを測ると1.084280となり、12.84pips低くなります。表示を丸める前に分母とアンカーを記録しておけば、データ入力差、別定義、計算ミスを切り分けられます。

よくある誤り

  • DをXCでなくXAから測る。
  • CがAを初動の方向へ越えていないのに採用する。
  • 必要なアンカーや確認が知られる前にDで取引したことにする。
  • Xまでの距離やストップを最大実現損失とみなし、数量・費用・滑りを落とす。
  • 定義の帯を混ぜ、結果に合わせ許容幅を動かし、別の表示を無条件に独立証拠とする。

アンカー1pip差のDへの影響は同じではない

アンカー1pip差のDへの影響は同じではないD=0.786X+0.214C。架空EURUSDのX1.0800/C1.1060、基準D1.085564。D投影だけの感度です。仮定に基づく計算Xだけ+1pipD +0.786pipCだけ+1pipD +0.214pip両方+1pipD +1pip
アンカー1pip差のDへの影響は同じではない. D=0.786X+0.214C。架空EURUSDのX1.0800/C1.1060、基準D1.085564。D投影だけの感度です。

入力差を記録してから価格を丸める。X変更はXAも変えるため、全パターンの資格は別途再検査する。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

Xだけ+1pip
D +0.786pip – X係数0.786。
Cだけ+1pip
D +0.214pip – C係数0.214。
両方+1pip
D +1pip – 0.786+0.214。

次に行う検証

  1. 日時付き系列と期間を選び、ピボット規則と各点が分かる時刻を固定する。
  2. 不採用も含めAB/XA、XC/XA、CD/XC、定義元、許容幅と境界を記録する。
  3. XCから途中丸めなしでDを算出し、初期投影を保持する。入口・出口を別ルールとして後のデータで検証する。
  4. 実際または明示的に仮定したBid/Ask約定、数量、ストップ、決済割合、費用を記録する。形やデモ件数は実売買準備や損失上限の証明ではありません。