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FXの買いと売り:Bid/Ask・両建て・Close Byの損益

EUR/USDの通常決済−4 USDとClose By−2 USDを区別。数量差の残存と方向別金利を保持し、日本向けには出口スプレッド変化のJPY模型を追加します。

買い売りと決済方式を整理する編集用画像。実際の利益や注文履歴ではありません。
同じ方向純額でも、どの価格で決済するかにより結果は変わります。

レバレッジを使うFXやCFDでは、短時間で大きな損失が生じることがあります。内容は学習用であり、個別の投資助言ではありません。

この記事の内容

この記事を読むと…

  • 買い売りの価格側から損益を計算する。
  • 通常個別決済とClose By、残存数量を区別する。
  • 方向の純額ゼロと損益・費用ゼロを混同しない。

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ロングポジション(買い建て) ショートポジション ヘッジ(為替リスクの軽減) スプレッド 想定元本(Notional) 残高(Balance)

個人向けFX注文にはBuyとSellがありますが、表記・色は画面次第です。実際に買い持ちを作る約定は価格上昇、売り持ちは価格下落で費用前の利益方向になります。受理・約定が必要で、ネッティング口座の反対売買は既存ポジションを減らす場合もあります。本稿は主に個人向けCFDの方向、価格損益、保有費と契約確認を説明します。

買い持ちと売り持ちとは

通貨ペアの先頭は基準通貨、後ろは相手のクオート通貨です。EUR/USDならEURとUSD。1.0850は1 EUR当たりのUSD額で、その数値の上下を区別します。

買いEUR/USDのCFDは、実通貨を受け渡さずにEUR買い・USD売り相当の価格エクスポージャーを作ります。価格上昇が費用前で有利、売りは逆方向。差金決済なので買いCFDの想定EURを財布へ出金できるわけではありません。

通常の買いはAskで開きBidで閉じ、売りはBidで開きAskで閉じます。その差がスプレッド。直後の同時刻評価なら両方向ともその差による価格損が出る模型になりますが、実際の提示価格・約定・費用を確認します。 買い持ちを参照。 売り持ちを参照。 スプレッドを参照。

FXの売りと株式の空売りを区別

株式の通常の空売りは借りて売り、買い戻して返す仕組みで、借株の可否や料金も関係します。CFDは契約による価格変動の取引。同じSellボタンでも所有、借入れ、決済は同じではありません。

FXのCFDは名目通貨を借りて受渡すのでなく差額を決済する契約です。特定の売りを閉じるなら対象の決済操作を使います。両建て方式で新たなBuyを出すと別チケットが開く場合があります。送信だけで約定を保証せずサーバー応答と約定履歴を照合します。 ヘッジの一般的な意味を参照。

方向の純額ゼロでも損益はゼロでない

反対方向で数量を相殺しても合計損益は負になり得ます。約定を確認します。

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方向ゼロと損益ゼロは別固定Bid/Ask1.20000/1.20020で、10,000 EURの買いと売りを個別に開いて通常決済すると、方向純額ゼロ、各−2 USD、合計−4 USDです。独立二チケット:両建て模型Bid1.20000・Ask1.20020買い10,000 EUR買付1.20020売却1.20000−2 USD売り10,000 EUR売却1.20000買戻1.20020−2 USD方向の純額0 EUR決済損益の合計−4 USD反対方向でも費用は取り消されない。

架空の線形EUR/USD両建て口座、固定価格、全量約定。金利・手数料・通貨換算なし、両方とも通常の個別決済。決済結果が異なり得るClose Byは使いません。口座方式と通常決済・Close Byの公式説明も参照。 MT5の口座方式 MT5の決済説明

固定1.20000/1.20020で10,000 EURずつを通常の個別決済。各−2 USD、合計−4 USD。方向ゼロでも損益は消えません。

買い10,000 × (1.20000−1.20020)=−2 USD、売りも−2 USD。絶対元本合計20,000 EUR、方向の純額0 EURですが、それだけで証拠金や金利は決まりません。 想定元本を参照。

両方向の価格損益を計算

模型で一ミニロットEUR/USDは10,000基準通貨、開始1.0850。一pip0.0001なので10,000 × 0.0001=1 USD/pip。50 pipは50 USD。標準模型100,000通貨なら500 USD、マイクロ1,000なら5 USD。日本の全商品の一ロットへ固定しません。次の比較は方向による符号の違いです。

10,000 EURのミニロット模型、開始1.0850。
買い:1.0900へ上昇 → +50 pip=+50 USD。
買い:1.0800へ下落 → −50 pip=−50 USD。
売り:1.0800へ下落 → +50 pip=+50 USD。
売り:1.0900へ上昇 → −50 pip=−50 USD。
同じ価格差でも方向で符号が逆。実約定価格を使い別費用は除外。

表は開始・終了の値を実約定価格と仮定し、別手数料・金利・換算なし。この場合スプレッドは約定差に既に含まれ、二重控除しません。Bidだけのチャート変化ならAskで開く買いは最初の差を回収する動きが必要なので、価格側を明記します。

同じ線形契約・数量・pip定義・通貨換算なら、費用前のpip感応度の絶対額は買い売りで同じです。実現損益には方向別金利、実約定、手数料、換算の違いもあるため、費用すべてが同額とは考えません。 pipと計算条件。

Close Byは二つの個別決済と同じか

MT5のClose Byは両建て方式で同銘柄の反対二ポジションを決済する機能です。新規Sellでもネッティング方式の操作でもありません。SYMBOL_ORDER_MODEのSYMBOL_ORDER_CLOSEBYフラグで対応を確認し、全業者で使えるとは考えません。 対応フラグの公式資料

元の固定Bid/Ask1.20000/1.20020模型。10,000 EUR買いを1.20020、10,000 EUR売りを1.20000で開始。USD口座、全量約定、手数料・金利・換算なし。通常決済は各−2、合計−4 USD。Close Byは反対ポジションの開始価格で対応量を決済し、この模型では10,000 × (1.20000−1.20020)=−2 USDです。

同じ10,000 EURの二ポジション:決済方式の比較
操作合計価格損益残存数量
現在のBid/Askで個別通常決済−4 USD0 EUR
開始価格でClose By−2 USD0 EUR

差はこの固定条件で対応10,000 EURの一スプレッド、2 USD。開始時の価格差が消えたわけではありません。MetaQuotesは二つのout by約定の一方に合計損益を記録すると説明しています。単独の列だけを選ばず関連する両約定を一緒に照合します。 out byの公式説明

数量が異なれば口座は空になりません。同じ開始価格で買い20,000 EUR、売り10,000 EURへ変更。Close By完了で対応10,000ずつを−2 USDで決済し、買い10,000 EURが開始1.20020のまま残ります。残存数量、保護、費用を確認し、閉じた組の損益を口座全体と混同しません。 数量差の公式説明

スワップ:方向別の資金調整

個人向けFX・CFDのスワップは提供元の計上境界で生じる金利等の調整です。通貨金利差も要因ですが、契約と業者調整が率・符号を決めます。ポイント、金額、他の方式があり、買い売りの両方が負もあり得ます。 資金調整。

架空の正の金利差なら高利回り通貨の保有が調整前に有利な場合はあります。ただし商品、法人、日付、契約で実スワップは変わり、古いUSD/JPY例や政策金利だけから符号を決めません。キャリートレードにも為替損失のリスクがあります。 キャリートレードを参照。

地元の深夜より、提供元の計上境界をまたいで保有するかが重要です。何週間もの保有では費用にも貸方調整にもなり得ますが、契約次第で両方向が負の場合もあるため、現行仕様と表を確認します。

売りのリスクは買いより高いか

無担保の株式空売りは株価に上限がないため価格損失が理論上無制限、購入株はゼロまで下がり得ます。この比較から全デリバティブ・全口座の責任上限は決まりません。契約と保護を別に確認します。

線形FXをクオート通貨で測ると同じ数量・変化に対し買い売りの価格損益は逆符号です。ただし正のペア価格に上限は指定されず、売りの理論損失を有限にはしません。金利は方向で違い、保護注文も滑り得ます。口座単位の責任保護は別問題です。

必要証拠金は担保で最大損失ではありません。2018年の欧州個人CFD保護の残高マイナス保護も、一取引の損失をその担保に限るのでなく、関連CFDの合計責任を該当CFD口座の資金へ限定する制度です。方向でなく商品・法人・法域・顧客区分の適用を確認し、日本口座に自動適用しません。 外国制度の適用。

提供元のリスク警告は商品と法人を対象にし、どちらの方向が安全との証明ではありません。実契約の警告と保護を確認します。

買い・売りを選ぶ仮説

方向は勘だけでなく、検証する規則に従って選びます。次の三つも利益を保証する分類ではありません。

  • トレンド仮説。高値安値の切上げを上方向、切下げを下方向の条件にする場合があります。方向の候補を識別するだけで、形から優位性は証明できません。
  • 平均回帰仮説。レンジで支持からの反発買い、抵抗からの反発売りなどを検証します。同じペアでも別の日の条件で方向が変わり得ます。
  • 金利差の仮説。キャリーでも実契約は両方向の費用になり得ます。率、為替リスク、諸費用を比較し、金利が正でも長期保有でも合計利益は保証されません。

一週間の買いの損失だけでは下降トレンドと断定できません。出入り、数量、費用も原因になります。市場の規則と各取引を照合し、売りへ変えるだけで有利になるとは考えません。

次のデモで確認すること

  1. 注文画面を確認。利用できるデモのEUR/USDでSellはBid、BuyはAskという該当商品の価格側を確認します。借入れボタンの有無だけで契約全体の仕組みを判定せず、商品と方式も読みます。
  2. 反対注文を比較。両建てなら独立チケットと実約定・通常決済を比べます。ネッティングなら反対約定で既存量が減る、閉じる、逆転する場合があります。方式を先に記録。
  3. 両方向の金利を読む。単位と計上境界を確認し、仮の保有期間で調整を計算。両方・片方・どちらも貸方でない可能性があり、地元の同一日中なら常にゼロとは考えません。
  4. 標準的な数量のpip価値を計算。同じ線形契約、数量、換算基準をそろえた費用前感応度を比較し、方向別の実費と区別します。

関連学習:pipは両方向の値幅、ロットは契約数量、数量計画は資本と予定損失の関係を説明します。 pip。 ロットの違い。 数量計画。

独立JPY模型:出口の幅が広がったら差はいくらか

日本向けの架空USD/JPY両建て口座で、買い1,000 USDを150.02、売り1,000 USDを150.00で開始。後のBid/Askが149.90/149.98へ変わり、全量がその値で通常決済できると仮定します。買いは1,000 × (149.90−150.02)=−120 JPY、売りは1,000 × (150.00−149.98)=+20 JPYで合計−100 JPYです。

Close Byが契約・銘柄で利用可能で対応量が処理された場合は、開始価格差から1,000 × (150.00−150.02)=−20 JPY。通常決済との差80 JPYは、この模型の出口スプレッド0.08 × 1,000に当たります。開始の0.02による20 JPYは消えていません。価格損益だけで金利・手数料・換算なし。元の固定EUR/USD模型を通貨換算したものではなく、実際の日本業者の提供可否・約定を示しません。

日本の個人向け店頭FXの25倍以下・4%以上は必要証拠金の規則で、買い売りの損失やCFD責任の共通上限ではありません。ロスカットでも証拠金超過損失はあり得ます。税区分も方向・表示通貨だけで決めず、国税庁No.1521の商品の条件と相手方を別に確認します。

独立JPY模型:変わった出口スプレッドを使う買い1,000 USDを150.02、売り1,000 USDを150.00で開始。後のBid/Ask149.90/149.98、全量処理、別費用なし。仮定に基づく計算通常の個別決済−120+20=−100 JPY利用可能なClose By1,000 × (150.00 −150.02)=−20 JPY両方式の差80 JPY=0.08 × 1,000
独立JPY模型:変わった出口スプレッドを使う. 買い1,000 USDを150.02、売り1,000 USDを150.00で開始。後のBid/Ask149.90/149.98、全量処理、別費用なし。

固定スプレッド例の数値を変動時へ写さず、実際の価格側と処理方法を記録します。実提供・利益を保証する模型ではありません。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

通常の個別決済
−120+20=−100 JPY – 買いをBid、売りをAskで閉じる。
利用可能なClose By
1,000 × (150.00−150.02)=−20 JPY – 対応量を開始価格で処理。
両方式の差
80 JPY=0.08 × 1,000 – この例の出口幅。開始時20 JPYは消えない。

理解度を確認

練習の目安: 約2分.

二つのチケットが各−2 USD、方向純額ゼロ。通常の個別決済模型で正しいのは?

答えと解説を見る

正解。−2−2=−4 USD。ここへスプレッドをさらに足して二重計上しません。

よくある質問

通貨を借りずに売れますか。
FXのCFD模型では名目通貨の受渡しなしで価格差を取引します。ただし受理・約定と商品対応が必要。ネッティングのSellは既存買いを減らす場合があり、両建ての特定売りは対象の決済操作で閉じます。
買い売りの費用は同じですか。
同じとは限りません。同条件の線形pip感応度の絶対額は同じでも、時点別スプレッド・実約定・金利・手数料は違い得ます。同じ地元日中でも提供元の境界をまたぐなら金利計上があり得て、両方向が負の場合もあります。
売りの方が危険ですか。
方向だけでは決まりません。数量、変動、窓、保有費、契約責任を確認。裸の株式空売りの理論無限損失と、欧州の該当CFD口座責任保護は別。必要証拠金は一取引の損失上限ではありません。
EUR/USDを買うとは何を買いますか。
EURが基準、USDがクオートでUSD/EUR表示。現物受渡しならUSDとEURを交換しますが、買いCFDは名目EURの受渡しなしの上昇方向エクスポージャー。ユーロの強さもドルに対して考えます。
Close Byなら全ポジションがなくなりますか。
同銘柄の対応量だけです。元の20,000 EUR買いと10,000 EUR売りなら10,000 EUR買いが開始1.20020で残ります。実際の残存量・保護・費用を確認し、閉じた組の損益を口座全体としません。

出典と検証

  1. www.metatrader5.com

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  2. www.metatrader5.com

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  3. www.metatrader5.com

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  4. www.mql5.com

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  5. eur-lex.europa.eu

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  6. www.fsa.go.jp

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  7. www.nta.go.jp

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計算例には前提条件を明記しています。現在の市場データや提供会社の取引条件の代わりにはなりません。

著者について

Jarosław Wasińskiはポーランドの編集者・市場アナリストです。2004年にMyBank.plを設立し、2007年から外国為替市場の分析に携わっています。