MetaTrader 4(MT4)は業者口座につなぐ端末です。業者そのものでも、スプレッドや執行の保証でもありません。MetaQuotesは2005年7月に公開しました。似た二つの画面でも、接続サーバー、商品、数量単位、取引条件は違い得ます。

MT4は何をするものか

MetaQuotesの端末を業者がライセンスし、独自の気配と口座条件へ接続します。契約先の公式案内から対応版を確認し、サーバー名を照合。名前の同じ銘柄でも、スプレッド、時間、接尾辞は同一とは限りません。主に店頭FXやCFDに使われますが、株や先物に似た名称だけでは現物所有や取引所執行を証明できません。

開発元はMetaQuotes、言語はMQL4、標準チャート時間足は9種類です。個別建玉にはチケットや保護水準がありますが、両建てや決済順を口座・法域が制限する場合があります。ソフトの構造は全口座の両建て許可ではありません。日本居住者への提供可否も端末の入手可否と別に確認します。

残高を照合する前に、履歴の対象期間を確認

口座履歴のCustom Period(期間指定)は表示範囲を変えます。最後の1日だけでは、開始以来の残高変化を説明できません。

横にスクロールすると図全体を確認できます。

1日だけの履歴は全期間の残高差ではない架空USD口座は残高1000から開始。1日目+40、2日目−15で1040、1025へ。2日目のみの履歴は−15、全期間は+25。入出金、費用、信用、未決済建玉なし。期間フィルターで合計が変わる架空USD口座:開始残高1000開始1日目2日目100010401025+40-15指定期間:2日目だけ = −15 USD全期間:+40 − 15 = +25 USD残高:1000 + 25 = 1025 USD
架空USD口座は残高1000から開始。1日目+40、2日目−15で1040、1025へ。2日目のみの履歴は−15、全期間は+25。入出金、費用、信用、未決済建玉なし。

元の架空USD口座はBalance1000から始まり、1日目の確定損益+40、2日目−15で、1000→1040→1025となります。入出金、費用、信用、未決済建玉なし。サーバー時間の2日目をすべて含むフィルターなら−15、全期間なら+25です。データが消えたのではなく表示範囲が違います。

残高1025と当日損益−15は矛盾せず、当日期首残高1040−15=1025です。開始時の1000から15だけ引くと対象を混同します。公式文書は履歴を決済時刻で選ぶと説明しています。建てた時刻と区別し、実際の出力では入出金、手数料、スワップ、列の範囲も確認します。

画面の四つの領域を覚える

  • Market Watch(気配値表示):銘柄と現在のBid・Ask。対象をチャートへ移せます。
  • Navigator(ナビゲーター):口座、指標、スクリプト、EA。
  • Chart(チャート):分析する価格系列と時間足。
  • Terminal(ターミナル):建玉、履歴、アラート、業者メール、エラーログ。

プロファイルはチャート群の配置・設定を保存し、テンプレートは1枚のチャート設定を他へ適用します。F9は新規注文、F10はポップアップ気配値。ワンクリック取引は別途条件を受諾して有効化する機能です。便利さだけで必ず有効にせず、確認画面を省く操作であることを理解します。

予定したデモ口座で、サーバー、契約数量、最小ロットと刻み、Bid・Askを記録。操作前後のBalance、Equity、Free Marginと履歴・費用を照合します。0.01ロットの表示や短い試験だけでは普遍的な元本や全証拠金計算は分かりません。

表示桁数・有効な価格刻み・プログラム権限

元の架空通貨商品のPoint=0.00001、有効価格は0.00005の倍数、1 pip=0.0001とします。計算したSL1.10003は5桁表示でも1.10003/0.00005=22000.6で格子外です。買い約定1.10100からの予定距離9.7 pipsに対し、切り下げ1.10000は10 pips、切り上げ1.10005は9.5 pipsになります。有効刻みへ合わせて距離と数量を再計算してから表示形式を整えます。最小ストップ距離などの受理条件は別で、実在EUR/USDの共通仕様やストップ約定価格ではありません。

MQL4のMODE_TICKSIZEはpoints単位の価格刻み、MODE_POINTは価格単位でのpoint幅です。この例なら5 points×0.00001=0.00005。単位を逆に扱わないでください。MODE_STOPLEVELが0でも、公式文書は動的な制約によりエラー130が出る場合を明示します。0を無条件受理の約束と読めません。

EA、スクリプト、指標は役割と権限が異なります。MQL4指標からOrderSendを直接呼べず、許可されたEA・スクリプトなら注文操作が可能です。受理済み普通SL・TPは業者サーバー側、組み込みトレーリングの更新判断は端末側です。停止後も最後に受理されたSLは残りますが、追加更新は止まります。最初のSLをまだ置いていなければ、トレーリングを選んだだけでは保護水準は作られていません。端末停止とSL・TPで確認します。

標準テスターと注文機能の範囲

Strategy TesterではEA、銘柄、時間足、モデル、日付範囲を選びます。端末の利用可能なデータや外部ファイルを使えます。文書上のEvery tickは小さい時間足のバーからティックをモデル化する方式であり、実記録の取引所ティックやライブ執行の品質を証明しません。Askの再現には開始時のスプレッドまたは指定値を使います。変動スプレッドの実測と区別して保存し、バックテストの実務へ進みます。

標準チャートはM1〜MNの9時間足。基本的な待機注文はBuy Limit、Sell Limit、Buy Stop、Sell Stopの4種類で、Depth of Market(DOM)画面もあります。DOMがあることは店頭市場全体の注文板を見ている証明ではありません。注文の種類と別製品MT5の機能を区別し、実際の版と業者を確認します。古さから開発予定や執行品質を推測しません。

日本向けに確認することと、円の照合例

MT4という名前から約定時間は分かりません。商品、執行方式、業者基盤、回線が影響し、画面の気配や送信済み表示も受理の証明ではありません。VPSは別の稼働環境を提供するだけで、約定時刻や安全を保証しません。ローカルPCが停止しても別VPSの端末は稼働し得ます。モバイルMT4で従来のMQL4 EAを動かす前提にはせず、実行場所を確認します。対応業者の固定リストや「国内に提供できる」という推測も避けます。

日本の1日とサーバーの1日は同じとは限らない

次は実在サーバーの設定ではなく、固定UTC+2の架空サーバーとJST(UTC+9)の比較です。10月25日17:15の決済+900円、18:00の決済−300円は、日本時間では10月26日00:15、01:00です。日本の26日を見たいのにサーバーの26日だけ選ぶと、この2件は含まれません。決済損益を日本時間の日別で並べれば+600円。これは対象2件だけのモデルで、実際の全期間件数や業者の日付境界は別途照合します。税務上の日付判定を示す例ではありません。

さらに円口座の対象期間期首残高100,000円、上記の確定純損益+600円、別途入金5,000円、ほかの費用・信用・未決済建玉なしとすれば、期末は105,600円です。残高差5,600円を取引利益と呼ぶと入金分を混ぜます。純損益+600と入金+5,000を別行へ記録し、時間変換・決済時刻・現金移動の三つを確認しましょう。入金だけで勝率や戦略の収益性が上がるわけではありません。

円口座を3列で照合

円口座を3列で照合架空UTC+2サーバー、日本時間、入金を分けた例。税務判断ではありません。仮定に基づく計算決済の対象日JST 26日確定純損益+600円期末残高105,600円
円口座を3列で照合. 架空UTC+2サーバー、日本時間、入金を分けた例。税務判断ではありません。

期間・タイムゾーン・入出金をそろえると、表示差を取引欠落と取り違えにくくなります。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

決済の対象日
JST 26日 – サーバー25日17:15/18:00はJST26日00:15/01:00。
確定純損益
+600円 – +900−300。残高差と別。
期末残高
105,600円 – 100,000 + 600 + 入金5,000。

次のデモで確かめる手順

  1. 自分を担当する法人の案内で口座とMT4の提供状況を確認。古い業者移行情報から全社共通の終了日を推測しません。
  2. 名前付きプロファイルを保存し、銘柄と設定を照合。1枚のテンプレートとは区別します。
  3. デモの対象建玉にSL・TPが受理されていることを記録してから切断し、その後に口座記録を確認。この1件の確認で将来価格、無停止、端末トレーリングを保証しません。
  4. 理解した信頼できるプログラムに絞り、外部ライブラリ・自動売買の許可とログを確認。停止だけで既存建玉が閉じるとは考えません。
  5. 利用可能なら同じ課題とデータでMT5デモを比較。EX4をそのまま実行できるとは考えず、互換MQL5版と新たな試験を用意。短い試用期間から適性や利益を保証しません。