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- pingと応答率、実約定の測定を区別できる。
- 移行前後の稼働先と注文履歴を照合できる。
- 中央値と円の総費用で異なる比較結果を検算できる。
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注文約定(Execution) スリッページ 流動性 ピップ(pip)VPSは取引端末を自宅以外で動かす環境です。近いサーバーや小さいping値だけでは、約定、利益や無停止を保証しません。日本時間の夜間にEAを動かす場合も、接続・価格更新・注文状態・二重稼働を分けて確認します。
借りるのは稼働環境であり、約定保証ではない
一般のWindows VPSではOSに端末やEAを設置して遠隔操作します。RDP画面を切断することと、サインアウトは別です。Microsoftの説明では切断後にプロセスが残り、サインアウトでそのセッションのプロセスは終了します。ただし切断後の制限時間、強制終了、再起動、保守の設定があり、画面を閉じれば永続稼働するとは限りません。
データセンター、回線、OS、端末、EA、取引サーバーのどこでも障害はあり得ます。VPSのSLAが、EAの価格受信や注文復旧まで保証するとは限りません。連絡先、バックアップ、更新時刻と復旧手順を確認します。
速い応答だけでは、応答しなかった試行が見えない
横にスクロールすると図全体を確認できます。
架空の100試行に100msの待機期限を指定。98件は20msで応答、2件は期限まで応答なし。観測できた98件の中央値は20ms、期限内応答率は98%。残る2件を20msや100msで応答したことにせず、時間不明のまま分母へ残します。この応答実験自体は約定記録ではありません。
ネットワーク、処理、実約定を分けて測る
判断から送信までのEA処理、通信、サーバー処理、約定と確認の戻りを区別します。近い設置場所で通信が短くなる可能性はありますが、実際の接続先と経路、混雑、流動性、注文条件は別です。同じ建物やECNという名称から、確実な価格改善は導けません。
MetaQuotesのTERMINAL_PING_LASTは直近のサーバーpingをマイクロ秒で示します。20,000µs÷1,000=20msであり20秒ではありません。接続フラグだけでも価格履歴の同期は証明されません。pingやtracertのホップ数を、全注文の実約定時間と混同しません。
同じ3イベントで「通信・その他処理」を(1,100)、(1,1)、(100,1)msと与える独立例では、総時間101・2・101msの中央値は101ms。成分の中央値1+1=2msとは一致しません。平均なら34+34=68msで総時間平均68msと一致します。イベントIDで対応を取り、時計・単位・測定区間を記録してから計算します。
端末を止めたとき何が残るか
| 機能 | 確認する稼働先 |
|---|---|
| サーバーに受理された通常SL/TP | サーバー側の条件。端末停止だけで消えるとは限らない |
| 端末のTrailing Stop | 端末が停止すると更新は止まる。最後に設定済みのSLは別 |
| EAの判断・ローカル通知・仮想ストップ | 必要なプログラムが実行され、価格受信と権限が有効か |
SL/TPがあっても指定価格や最大損失は保証されません。条件・受理状態を口座の実記録で確認します。EAの基本と異常時の扱いも参照してください。
一般VPSとMetaTrader仮想ホスティングは別
MetaTraderの専用仮想環境は自由なWindowsデスクトップではありません。公式移行説明ではDLLは禁止、実行中スクリプトは移行対象外、EAなしのチャートは無視されます。使う依存機能を先に確認します。
移行先ではEAの自動売買が許可され、手元の設定が禁止でも移行後に取引可能です。移行時は手元の自動売買を無効にする仕組みがありますが、手元のスイッチを後で切るだけでは移行先を停止できません。同期は手元から移行先への一方向。移行先ログと実注文を確認します。ブローカーの無料提供は契約条件を確認し、資格維持だけの追加取引をしません。一般VPSのルールと混ぜません。
費用例は仮定の改善と実証を分ける
架空EUR/USDで1日40エントリー、.20lot、1pip=2USDと指定。1回平均の不利なスリッページ.8pipなら40×.8×2=64USD/日、20日で1,280USD。.2pipと仮定すれば16USD/日・320USD/月。差960USDからホスティング35USDを引くと925USD。ただし改善を数値として与えただけで、VPSが原因と証明した計測ではありません。決済側や他の費用も自動的に含みません。
別模型は月額20USD、.10lotで1pip=1USD。月50約定なら費用に届く改善は1約定.4pip、100なら.2pip、400なら.05pipです。新規と決済を別約定として数えるなら分母もその定義へそろえます。改善がなければ回数を増やしても元は取れません。
移行時は重複指示を防ぎ、応答不明なら照合する
各コピーの実行場所を台帳へ残す
横にスクロールすると図全体を確認できます。
架空例では手元と移行先のEA v1が各.10lotを送り、両方約定して合計.20lot。予定の.10lotとは違います。応答が不明なら、両方約定とも未約定とも決めず、履歴、注文・約定ID、現ポジションを照合します。同じMagic番号は単一稼働の証明ではありません。
台帳は口座の識別用別名、実行場所、EAバージョン、入力設定、権限、確認時刻とログ時刻を保存し、パスワードを載せません。EAを停止しても、受理済み注文・ポジション・SL/TPは別管理。古いコピーの再起動でも二重稼働にならないか確認します。ネットティングの合算やSL/TP継承も、EA別の意図と同一ではありません。
円の費用例:中央値が悪化しても、総費用は逆になり得る
別の独立した架空模型です。全100約定が観測済みで、同じ数量・同じ評価定義による不利な価格差を円換算した値だけを比較します。Aは99回が10円、残り1回が5,000円。Bは100回とも15円。実測やVPSの因果効果ではなく、集計の反例です。
| 指定した月 | 中央値 / 価格差総額 | ホスティング費用 |
|---|---|---|
| A | 10円 / 5,990円 | 0円 |
| B | 15円 / 1,500円 | 3,000円 |
中央値だけならAが小さい一方、Bの合計は4,500円でAより1,490円小さい。価格差だけの改善4,490円から固定費3,000円を引いた結果です。他の手数料や利益は含みません。大きい一件を除外したり、別の実測比較で期限内に返らなかった注文を勝手に安い値で埋めたりすれば比較が変わります。サンプル数、未確定件数、数量と損失の裾を一緒に残します。
中央値と円の総費用は別の比較
少数の大きい値と固定費を含めると、中央値だけの順位と逆になる場合があります。
小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。
- A:99回10円+1回5,000円
- 中央値10円 – 総額5,990円
- B:100回15円
- 中央値15円 – 価格差1,500円+固定費3,000円
- 総費用の差
- Bが1,490円小さい – 因果効果や実績ではない
デモで復旧を確かめ、同じ条件を記録する
- 使うサーバーと接続先、OS・EA依存機能、月額と終了条件を確認。
- 同じ判断時刻・銘柄・数量・注文条件で、送信、受理、約定、応答のIDと時刻、Bid/Ask、費用と未知状態を保存。
- デモでRDP切断・サインアウト・再起動後の実行状態と価格同期を確かめ、履歴照合と重複防止を試す。
- 比較の時間帯・市場状態・標本数を記録。小さいpingや短期の前後比較から収益性・原因を断定しない。
問題が起きた後で古いコピーを無条件に立ち上げません。再現できる検証記録と同様に、設定と観測可能だった情報を固定します。
理解度を確認
練習の目安: 約2分.
答えと解説を見る
正解。全100試行を分母に残します。待機期限は未応答の応答時間ではありません。
よくある質問
RDPを閉じればEAは必ず動き続けますか?
通常SLとTrailing Stopは同じ場所で動きますか?
近いサーバーでスリッページは必ず減りますか?
手元のAutoTradingを切れば仮想環境も停止しますか?
VPSの費用回収は中央値で決めますか?
出典と検証
- MetaQuotes:接続状態の確認
pingの単位と接続・価格同期の違い。
- MetaTrader 5:Trailing Stop
端末側の追従とサーバーに設定済みのSLを区別。
- MetaTrader 5:仮想環境への移行
対象外機能、自動売買と一方向同期。
- Microsoft:RDPセッション切断とサインアウト
プロセスが残る切断と終了するログオフ。
- Microsoft:Remote Desktopのセッション制限
制限時間到達時の切断・終了は管理設定による。
計算例には前提条件を明記しています。現在の市場データや提供会社の取引条件の代わりにはなりません。
