取引戦略

コマ足・同事線:実体率、価格側、検出器の違いを検証

六つのOHLC形状、120足の既存分類比較、表示丸めのSVGを解説。変動スプレッドのBid/Ask足とJPY損益で入力の違いを確認。

同事線とコマ足の形を示す編集用イメージ。市場の実測足や売買推奨ではありません。
形、検出条件、取引の結果を分けて検証します。

レバレッジを使うFXやCFDでは、短時間で大きな損失が生じることがあります。内容は学習用であり、個別の投資助言ではありません。

この記事の内容

この記事を読むと…

  • 四値から実体とヒゲを求め、独自規則の境界を判定する。
  • 現在値幅と前平均を使う分類、丸め表示と元価格を区別する。
  • Bid・Ask・取引価格の足形と実行損益を分ける。

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ピップ(pip) バックテスト トレード日誌 残高(Balance) 流動性 ストップロス

コマ足(spinning top)は小さな実体と上下のヒゲを持ち、同事線(doji)は定義した規則で始値と終値が近い足です。「迷い」と呼ばれても、参加者心理や全注文の均衡を測るわけではありません。記録価格と検出設定から始め、形の分類、次足の仮説、実取引を分けます。 口座残高と全注文の均衡も別です。

コマ足と同事線の定義

通常足ではR=H−L、B=|C−O|、上ヒゲU=H−max(O,C)、下ヒゲD=min(O,C)−L。OとCが[L,H]内にあり、B+U+D=Rか確認します。小実体でも足内変動は大きい場合があり、上下ヒゲの等長は不要です。

本稿独自の練習規則はR>0で同事線B/R≦5%。コマ足は5%<B/R≦25%、上下各ヒゲ≧Rの25%です。5%ちょうどは同事線側。一般規格や利益検証済み設定ではありません。通常OHLCの定義と、出現頻度・売買方向の主張を区別します。 通常のローソク足。

同事線の種類を形から区別

下表は独立した架空足で、実セッションの連続観測ではありません。コマ足はB/R=10%、U/R=40%、D/R=50%で本稿規則を満たします。OとCを交換しても長さは不変、実体色だけが変わります。

六つの独立した架空OHLC、任意の価格単位
形O / H / L / CRB / U / D
コマ足100 / 105 / 95 / 101101 / 4 / 5
通常同事100 / 105 / 95 / 100100 / 5 / 5
足長同事100 / 110 / 90 / 100200 / 10 / 10
トンボ100 / 100 / 90 / 100100 / 0 / 10
塔婆100 / 110 / 100 / 100100 / 10 / 0
四値同事100 / 100 / 100 / 10000 / 0 / 0

理想的なトンボはO=C=Hで下ヒゲ、塔婆はO=C=Lで上ヒゲがあります。通常の同事線は等長ヒゲを要求しません。四値同事はO=H=L=C、R=0なのでB/R計算前に別処理。記録内の値幅ゼロを示すだけで全市場の流動性や注文数を測らず、反転を保証しません。 流動性。

同事線は始値近くで引けた記録です。ヒゲは記録された値幅で、誰が何を意図したかは示しません。

設定が違えば同じ足にも別の名前が付く

TA-Lib 0.6.4の既定同事線は、現在足を除く前十足の平均High−Lowの10%と実体を比較。既定コマ足は実体が前の平均実体より短く、上下のヒゲがそれぞれ現在実体より長いことを要求します。本稿の割合規則と同じではありません。版・設定を残し、支持線付近の件数を数えても売買検証とは分けます。 支持・抵抗の定義。

当サイトの2026年10月2日付の既存分析は、Kraken EUR/USDの確定H1取引価格120足、2026年9月21日00:00 UTC〜25日23:00 UTCを比較しました。前十足は平均値の準備専用。一つの現物市場であり、業者Bid/AskやFX全体の標本ではありません。

既存の一市場標本:取引でなく分類の件数
独自5%規則TA-Lib同事TA-Lib非同事合計
同事10111
非同事9100109
合計19101120

分類の不一致は十件。公表済みの3%・10%閾値では七件・十四件で、元の方法書はC TA-Lib 0.6.4との120/120一致を記録しています。勝率でも新たな取引研究でもありません。多い名称が高精度・高収益を意味せず、公開CSVは派生特徴だけなので市場OHLCからの独立再現には不足します。

既存資料:120分類と派生特徴CSV、分析コード・マニフェストZIP、日本語の方法書・比較計算。CSV・ZIPはポーランド版の元ファイルを維持し、提供元の元OHLCを含みません。

数字で見る分類の違い

公表済み不一致例:9月21日23:00 UTCは実体0.5 pips、現在値幅2 pipsでB/R=25%となり5%規則は不成立。前平均値幅8.6 pipsならTA-Lib閾値0.86 pips以下で成立します。9月23日14:00 UTCは実体3.6、値幅232.1で約1.55%となり5%規則成立、前平均15.53の10%=1.553 pipsを超えTA-Libは不成立。1 pip=0.0001 USD/EUR。異常に見える高値も元資料に残し、同じ提供元M30との整合は原因や独立市場の確認ではありません。 pip。

独立した架空EUR/USD形状:入口の推奨ではありません
価格O1.0980、H1.1030、L1.0950、C1.0982
長さ1 pip=0.0001ならR80、B2、U48、D30 pips
独自同事線B/R=2.5%で本稿5%閾値以下
足長の練習規則前平均R40 pipsと仮定。現在Rは二倍で、上下ヒゲは現在Rの30%を超えます。

「長い」には比較基準が必要です。任意単位の足長同事で前平均値幅を8とすればR/8=2.5、上下ヒゲは各Rの50%。通常同事はR/8=1.25で、「Rが前平均の二倍以上」という追加規則には不成立。独自説明用で既定設定ではなく、次足の突破も別の事象で反転や妥当な売りを保証しません。

画面の同じ値は実体ゼロとは限らない

元のO100.01とC100.04の差は0.03。H−L=0.40なので実体率7.5%です。小数一桁表示では両方100.0となり、表示ラベルから分類すると元データの差を失います。

横にスクロールすると図全体を確認できます。

元の精度と丸めた表示の比較架空の値幅99.80〜100.20、実体100.01〜100.04。右は小数一桁でOとCを100.0に表示するだけで、実体率は0%でなく7.5%です。保持した元データH100.20L99.80C100.04O100.01小数一桁の表示O=100.0C=100.0表示 ≠ 計測値0.03 ÷ 0.40=7.5%
左の細い実体は共通の線形尺度で実際の高さを保持。右は数字の表示形式だけを示します。

本稿の独自5%規則では7.5%>5%なので同事線ではありません。この別の架空例は前の120足研究を変更しません。CSVと検出器には元の値を渡し、表示桁、出力精度、最小価格刻みを分けて確認します。

単独の架空足O100.01、H100.20、L99.80、C100.04が前提です。小数一桁への丸めは表示だけに使い、5%判定には保持した元の値を使います。

形を売買規則と混同しない

OHLCだけでは足内順序を復元できません。100→105→95→100と100→95→105→100は同じ通常同事ですが、最初の優勢や各価格の滞在時間は不明。未確定足O100・H105・L95・現在C100は同事でも、最終C104なら実体率40%で同事・コマ足とも不成立。確定形による判断は引け後に限ります。

売買規則には文脈、判断時刻、実行可能な入口と出口、数量、費用が別途必要。ハンマー、包み足、はらみ足もそれぞれ定義し、強いという呼称で収益性を証明しません。足の極値外のSLは選択した規則で、損失上限の保証や普遍的な前提無効の証明ではありません。 ハンマー、包み足、はらみ足。

次の検証手順

  1. 定義、提供元、足間隔、価格側、時刻帯、閾値、検出器の版を記録。値幅ゼロと境界の等号の扱いも明記します。
  2. 元価格から実体とヒゲを計算。トンボ、塔婆、足長の理想形を、方向保証として扱わず識別します。
  3. 確定足を使う規則なら、後の形や確認を過去の入口へ割り当てません。不成立例も保存します。
  4. 検出器の不一致を確認。現在値幅と前平均を比較し、異常高値も残す。同一提供元の別足間隔は内部整合で、独立確認ではありません。
  5. 戦略の定義は別工程です。全入口・出口・費用・不成立を事前に規定し、未使用データで評価。二週間の観察や足の名称だけで優位性は立証できません。 テクニカル分析の組立て。

同じ時刻のBid足とAsk足でも分類が異なる模型

独立した架空USD/JPYの四つの時刻を順に考えます。Bidは150.000→150.020→149.980→150.001、各時刻のAsk−Bid差は0.003→0.004→0.004→0.006 JPY/USD。対応Askは150.003→150.024→149.984→150.007です。気配履歴の自作模型で、Krakenの取引価格研究でも実際の業者気配でもありません。

Bid足はO150.000・H150.020・L149.980・C150.001でR0.040、B0.001、実体率2.5%となり同事。Ask足はO150.003・H150.024・L149.984・C150.007、R0.040、B0.004で10%。上ヒゲ0.017=42.5%、下0.019=47.5%なので、本稿のコマ足条件を満たします。すべての時刻へ同じ0.004を足す固定差ならB/Rは不変ですが、変動する差ではそうとは限りません。

一方、同じ始終時刻に1,000 USDを入口Ask150.003で買い、出口Bid150.001で閉じると、金利・手数料なしの価格損益は−2 JPY。中値の始終150.0015→150.004を買い約定と誤用すると+2.5 JPYになり、実行可能な入口・出口と違います。形の分類と価格側を揃え、取引価格足をAsk足へ勝手に読み替えません。

研究のUTC時刻を日本で読むなら、標本は9月21日09:00〜26日08:00 JST。不一致例は9月22日08:00 JSTと9月23日23:00 JSTです。時刻表示だけの変換は元の足やラベル数を変えません。

変動スプレッドでBid足とAsk足が別分類四時刻の架空USD/JPY気配。全価格と価格差を固定した比較で、利益の検証ではありません。仮定に基づく計算Bidの元価格実体0.001 /値幅0.040=2.5%変動差を足したAsk実体0.004 /値幅0.040=10%1,000 USD買いの価格損益Ask150.003 →Bid150.001=−2 JPY
変動スプレッドでBid足とAsk足が別分類. 四時刻の架空USD/JPY気配。全価格と価格差を固定した比較で、利益の検証ではありません。

足を比較する前に取引価格・Bid・Askを記録。名称の一致・不一致を利益や損失と同一視しません。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

Bidの元価格
実体0.001 / 値幅0.040=2.5% – 本稿の独自同事線条件を満たす。
変動差を足したAsk
実体0.004 / 値幅0.040=10% – 上下ヒゲ42.5%・47.5%で独自コマ足条件を満たす。
1,000 USD買いの価格損益
Ask150.003 → Bid150.001=−2 JPY – 中値を入口・出口にすると+2.5 JPYとなり、約定可能な側を取り違える。

理解度を確認

練習の目安: 約2分.

O100.01、C100.04、H100.20、L99.80。表示が両方100.0なら5%同事線条件に足りますか。

答えと解説を見る

正解。0.03/0.40=7.5%>5%。同じ表示でも元データは変わりません。

よくある質問

コマ足と同事線の違いは。
コマ足は小実体と上下ヒゲ、同事線は定義した範囲でOとCが近い足。本稿はR>0でB/R≦5%を同事、5%超25%以下で両ヒゲ25%以上をコマ足とします。TA-Libは前平均を使う別定義。均衡・方向・頻度は名称から断定しません。
各同事線はどんな形ですか。
理想的トンボはO=C=H、塔婆はO=C=L。足長は比較基準付きの上下の長いヒゲ、四値同事は四値同一のR0で、実体率の除算前に別処理。通常同事の等長ヒゲは不要で、全市場流動性や次の方向を保証しません。
この一本で売買できますか。
完全な戦略には文脈、認識時刻、入口、出口、数量、費用が必要。未使用データで全該当例を評価します。次足確認や極値外SLは選択規則で安全性や損失上限の保証ではありません。11対19の件数は分類で売買損益ではありません。
BidとAskで分類が違うのは計算ミスですか。
必ずしもそうではありません。本稿の四時刻模型は変動する差を加えると実体率が2.5%から10%になります。同じ固定差を全価格へ加える場合の不変性と区別。両データの価格側と時刻を確認し、中値を実約定と扱いません。

出典と検証

  1. raw.githubusercontent.com

    内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。

  2. raw.githubusercontent.com

    内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。

  3. raw.githubusercontent.com

    内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。

計算例には前提条件を明記しています。現在の市場データや提供会社の取引条件の代わりにはなりません。

著者について

Jarosław Wasińskiはポーランドの編集者・市場アナリストです。2004年にMyBank.plを設立し、2007年から外国為替市場の分析に携わっています。