この記事の内容
この記事を読むと…
- 足の百分率平均と総量デルタ比率を区別する。
- POCの区分・接続条件・費用の範囲を確認する。
- 同じ契約の再送重複によるデルタ反転を検出する。
記事内で用語を調べる
BidとAsk(売値と買値) 流動性 トレード日誌 CFD(差金決済取引) デモ口座(仮想資金の練習口座) 期待値(損益の加重平均)ATASは、接続したデータが対応していれば、価格別・取引分類別の約定出来高を表示します。各取引の個人を特定したり、世界中の流動性を一望したりするものではありません。ソフトと配信の費用を比べる前に、分析に必要なデータを決めます。
ATASで観測する対象
ATASはオーダーフローと出来高分析の専門端末です。フットプリントは、対応する配信なら約定契約数を価格とBid/Ask分類で分けられます。どの取引にも買い手と売り手がおり、分類は執行活動の区分です。全参加者の身元や最終建玉を示すものではありません。色を見る前にデータと計算法を確認します。
クラスターは足の内部の活動、Volume Profileは指定期間の価格別約定量を表示し、その集計で最大の水準がPOCです。セッション境界、価格区分、Value Area設定が影響します。DOMやヒートマップは利用可能な注文や変化を扱い、表示注文は取り消され得ます。Icebergs TrackerはMBOデータと注文IDを必要とし、ネイティブな補充の確認と間接的な推定を区別します。非対応データからすべての隠れた意図を読み取れるわけではありません。
百分率の平均と総出来高のデルタ比率は違う
似た百分率の裏に、まったく違う契約数が隠れることがあります。二つの足を合算する前に、それぞれの分子と分母を保存します。
図全体を見るには横にスクロール →
横にスクロールすると図全体を確認できます。
仮定:同一契約の重ならない架空二足で単位は契約数。AはAsk 90・Bid 10、BはAsk 100・Bid 900です。各約定は一分類だけに属し、未分類・欠損・重複はありません。Ask/Bidは約定の分類であり、板に待機している気配数量ではありません。
ここでの比率は(Ask − Bid) ÷ (Ask + Bid) ×100%。Aが+80%、Bが−80%で、各足に同じ重みを置く平均は0です。契約数を合算するとAsk=190、Bid=910、総量=1,100、デルタ=−720となり、標本全体の比率は約−65.45%です。
どちらも計算として正しい一方、「一足あたりの指標平均」と「総約定量に占めるデルタ比率」という異なる問いです。ATASのCluster StatisticsもDelta、Delta/Volume、セッション版を区別しています。この反例はプログラムのセッション設定やフィルターの再現ではありません。
百分率だけでなくデルタと出来高を別々に書き出します。負の比率から、売り手の個人数、その後の建玉、下落予測は分かりません。
どのデータ接続が必要か
提供元、市場、銘柄、データ購読権限、発注権限を確認します。チャート接続と取引許可は別です。公式のATAS–MT5接続は対象業者が限られ、稼働中のMT5、OFT部品、指定設定が必要です。完了した前の1秒分のtickを、次の秒の開始から約200 ms後に要求します。この接続のOCOはローカルで模擬されるため、切断中に一方が約定しても他方は自動取消されません。すべての接続に共通の仕様ではありません。
業者の配信では、表示量が約定か気配更新かを確認します。A-book/B-bookという呼び名だけで世界のOTC取引テープにはなりません。取引所契約は別の観測を与えますが、市場、限月、単位、価格基準をスポットやCFDと区別します。tick volumeの解説も、一つのデータが他市場を全面的に代替するという意味ではありません。
料金と利用できる範囲
プランより先に商品とデータモードを選びます。公式比較ではStart・Plusの先物は15分遅延で、リアルタイム先物を接続できません。Pro・Ultraはリアルタイム先物の接続に対応しますが、接続権限と取引所データの費用・条件は別です。申込時の最新条件を確認してください。
無料Startには接続数や分析機能の制限があり、有料プランで範囲が変わります。複数の購読期間とLifetimeがあるため、公式料金ページで選択期間、税、試用後の更新、解約を確認します。月あたり換算表示を毎月の請求額と取り違えないでください。ATAS Xなどbeta表示のある機能は、対応環境と依存条件も別に確認します。
ソフト・データの継続費用、売買手数料、口座費用、預ける証拠金を分けます。返金可能な預託金は毎月のソフト代ではありません。端末無料でも売買費用がゼロになるわけではなく、すべての戦略に十分な執行流動性を保証しません。
TradingView・NinjaTraderとの比較
製品版、プラン、計算法を揃えて比べます。TradingViewにもVolume Footprintがありますが、公式説明は足内の価格方向で数量を分類し、深い履歴では粗い期間を使うことがあります。同じ名称でもBid/Ask約定データが同一とは限りません。NinjaTraderにも独自条件のオーダーフロー機能があります。ATASも接続とデータ次第であり、ソフトだけで執行上の優位性は得られません。
二つの架空例で検算
ESのフットプリント確認。ニューヨーク時刻09:35の1分間、ある価格にBid 120・Ask 80、その次にBid 60・Ask 240があるとします。完全で重複しない分類なら総出来高500、デルタ+140。第二水準は300、第一は200なので、この二水準の標本のPOCは第二です。前セッションのPOCとは限りません。正のデルタは上昇やストップの指定価格約定を証明しません。価格変化、セッション、執行計画を別に評価します。
集計区分の確認。別の架空プロファイルで価格100・101・102・103の量が40・35・50・10なら、一価格ずつではPOCは102。100–101と102–103でまとめると75対60です。境界をずらすと99–100が40、101–102が85、103–104が10になり、どちらも総量135です。これは独自の集計モデルで、全ATAS版が任意の境界移動に対応するという主張ではありません。区分ラベルが変わっただけでは新たな約定の発生を示しません。
使う価値をどう判断するか
手に入るデータが問いに答えるか、全費用が予算内かで評価します。ソフト自体が優位性を与えるわけではなく、月数百USDの支出も全員に共通ではありません。シミュレーションと実約定を区別してください。
データの限界を説明できるかが大切です。初心者、スポット利用者、長期分析者という属性だけで一律に除外する必要はありません。一つの狭い練習から始め、色の付いたクラスターをすべてシグナルと解釈しないでください。注文と約定の仕組みや他端末の比較も役立ちます。
次に行うこと
- 利用できる無料・デモデータで短い演習をします。市場、商品、遅延、単位、分類を記録し、一足のBid・Ask・総量・デルタを再計算してから表示形式を比べます。
- 費用と預託資金を分けます。現行ソフト権限、データ購読、片道手数料、その他費用を列挙し、証拠金や預託金は別欄へ置きます。同じプラン、市場、商品、取引量の条件で比較してください。
- OTCのvolume欄が何を測るか確認します。後で取引所データを見る場合もtick volumeの区別は必要です。製品名や色だけで世界の約定量は分かりません。
- 追加データで検証したい観測を一つ書き、実際の取引記録やリプレイと照合します。チャート解釈、執行費用、取引結果を分けて残します。
- 業者やprop口座の規約でプラットフォーム、接続、商品が許可されるか確認します。注文作成・取消・切断を試し、チャートが映っただけで全連動注文がサーバー側で動くとは考えないでください。
再接続後の重複でデルタの符号まで変わる
追加の架空例です。同一市場・限月・取引日の約定ID 101はAsk 40契約、102はBid 60契約、103はAsk 10契約。すべて同じ分類規則で、一度ずつ受信したとします。約定IDの有効範囲は配信仕様で確認する必要があり、全市場共通の識別子とはしません。
データ重複だけでデルタの符号が反転する例です。売買の方向は推奨していません。 小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。
正しい総量は110、デルタは−10です。再送された101の40契約を二重加算すると総量150・デルタ+30となり、存在しない買い優勢が見えます。この例は実際のATAS不具合の報告ではありません。重複排除は契約・取引日・IDなど配信元が定める範囲で行い、同じ価格・数量という理由だけで別の約定を消さないでください。
時刻も保存します。上のES例に日付を2026年7月1日と追加すれば09:35 New Yorkは22:35 JST、2026年1月7日なら23:35 JSTです。日付と時刻帯を指定した換算例で、取引時間や配信対応の保証ではありません。JSTはUTC+9で国内夏時間はありませんが、ニューヨークとの時差を一年中固定しません。
理解度を確認
練習の目安: 約2分.
答えと解説を見る
正解です。デルタ合計−720を出来高合計1,100で割り、100を掛けます。
よくある質問
初心者がATASを使う意味はありますか。
CMEデータ込みで月額はいくらですか。
日本から口座へ接続する前に何を確認しますか。
再接続後にデルタが変わったら買い手が増えたのですか。
出典と検証
- help.atas.net
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- help.atas.net
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- help.atas.net
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- atas.net
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- www.tradingview.com
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
- ninjatrader.com
内容の参考資料。記事に記載した範囲と前提を確認してください。
計算例には前提条件を明記しています。現在の市場データや提供会社の取引条件の代わりにはなりません。
