「スプレッド0から」を比べる前に、契約相手の法人、扱う商品と登録、連絡先の真正性を照合します。番号をコピーした偽サイトもあるため、ロゴと番号の一致だけで入金先を認定しません。確認済みの根拠、資料の版と未解決の質問を残します。

第一の柱:法人と本物の連絡経路を先に確認

日本居住者向けにFXを業として行うには、日本の金融商品取引業の登録が必要です。海外の許認可だけで代用できません。金融庁の検索・一覧で正式法人名、登録番号と連絡先を照合し、業者が示す契約書の相手方と比べます。FFAJの一覧も店頭FX、取引所FX等を区別しています。

  1. 広告のブランドとは別に契約法人名と番号を記録。
  2. 公的な検索から登録を確認し、対象業務と居住地への提供を確認。
  3. 独立して確認した連絡先から、提示されたサイト・アプリ・送金手順を照会。
  4. 金融庁の警告と、必要ならIOSCOの国際警告情報も確認。
  5. 不一致と確認不能を「問題なし」で埋めず、先に解決する。

警告に載っていないことは登録の証明ではありません。KNFはポーランドの監督当局で、日本口座の登録先ではありません。英国は英国の枠組み、豪州は豪州の枠組みを調べ、FCAやASICまで同一のMiFID II制度と説明しません。オフショアという所在地だけで資本・訴訟権を一律に断定もしません。

第二の柱:資産の管理、補償と取引損失を分ける

日本の店頭FXでは、顧客資産を業者自身の資産から分ける金銭信託等の管理を確認。保管先、対象、計算・照合と返還手続きを読みます。信託という言葉だけで即日返還や相場損失の補填を推定しません。

日本投資者保護基金のQ11はFX取引を補償対象外としています。「証券会社の別商品も使うからFXにも1000万円まで補償」という推定はできません。信託による資産管理と基金の補償は別の仕組みです。

比較用の外国制度:ポーランドKDPWの適格な未返還債権では、最初の3000 EURを100%、超過分を90%、計算対象は22000 EURまでとして最大3000+19000×0.9=20100 EUR。英国FSCSの投資業務は条件に適合すれば一人・一社あたり最大85000 GBPで、通常の運用成績の悪化は補償しません。いずれも日本のFX口座に自動適用する上限ではありません。

対象となる欧州等のCFD口座の負残高保護と、日本でのロスカットは同一ではありません。個人の店頭FXは4%以上の証拠金、レバレッジ換算25倍以下ですが、相場急変ではロスカット後も証拠金を超える損失があり得ます。SNBの2015年1月15日の1 EUR=1.20 CHF下限撤廃は歴史的な政策変更。発表だけから各社の最安値や個人の債務を作りません。

新しく保存した料金表でも、まだ適用前かもしれない

横にスクロールすると図全体を確認できます。

新しい保存日でも、まだ適用前の場合同一法人・口座の架空料金表。Aは6〜7月。Bは7月15日保存でも8月1日から。7月20日の事象にはAを使う。架空の料金表 A適用:6月1日〜7月31日架空の料金表 B保存7月15日/適用8月1日から注文日を7月20日と指定この模型では A が適用両方の版を記録と一緒に残す法人・口座・期間・条件
同一法人・口座の架空料金表。Aは6〜7月。Bは7月15日保存でも8月1日から。7月20日の事象にはAを使う。

同一法人・口座、移行例外なしと指定した架空例です。Aは6月1日〜7月31日、Bは7月15日に保存しても8月1日から。注文日7月20日にはAを使います。保存日、適用期間、対象商品と改定通知を別に残し、実契約の変更効力までこの図で決めません。

第三の柱:同じ数量と保有条件で総費用を比べる

手数料の片道・往復、スプレッド、保有中の調整、通貨換算、最低額、口座・支払費用を一つの条件表へ。約定値に含まれたスプレッドを実損益から二度引かず、pipと通貨額をそのまま足しません。

以下は会社名を付けない架空料金です。EUR/USDの往復100回、各100000 EUR、1pipあたり10 USD、固定スプレッド、他費用と最低額なし。

架空条件100往復の計算USD
A:1.2pipのみ1.2×100×101200
B:0.6pipのみ0.6×100×10600
C:0.1pip+往復7 USD/lot0.1×100×10+100×7800
D:0.15pip+往復7 USD/lot0.15×100×10+100×7850

最大差は1200−600=600 USD。この100往復を毎月12回繰り返す指定なら7200 USDですが、実市場の平均や推奨取引頻度ではありません。少量への単純比例は最低額・丸め・異なる約定があれば崩れます。実際の円口座なら各費用の通貨と適用換算を確認します。

第四の柱:相手方と外部ヘッジを別に読む

契約上の本人取引か代理か、注文の接続・内部化と外部カバーを分けて読みます。業者がCFDの相手方でも外部へ一部または全部をヘッジする場合があり、顧客の損失は会社全体の純利益と同額とは限りません。

ECN、STP、A-book、B-bookというラベルだけで法的代理、利益相反の不存在や約定品質を認定しません。流動性供給者への接続と契約上の立場は別。内部化と外部ヘッジの併用でも、全社共通で「負ける顧客だけ内部」という規則は立証されていません。執行方針、報酬、相反管理と開示を確認します。

第五の柱:自分の商品と口座で操作を試す

MT4、MT5、cTraderや独自ツールは、その法人・口座で使えるかを確認。名前からシェアや最良約定は分かりません。ロボットや指標は言語、版とAPIの相違を確認し、単にファイルを移せば動くと仮定しません。

デモ口座では、発注・取消・変更、部分決済、履歴の書出し、契約単位と対応注文を課題にして試します。全員が三つを一週間ずつ使う必要はありません。操作できても、本番のスリッページや出金、資金調達条件まで確認したことにはなりません。

第六の柱:問い合わせの内容と正式な苦情経路

必要な言語、窓口、対応時間と正式な苦情先を記録。特定の銘柄や口座の条件を尋ね、回答と資料を照合します。返信が15分、24時間以内という独自の基準から緊急時の所要時間を予測しません。担当者や上級口座の名称も、資産救済や早期解決の保証ではありません。

受信日時、受付番号、回答の対象口座と資料を保存し、回答が料金表と食い違えば未解決に戻します。通常のサポートと第三者の紛争解決手続きは別に確認します。

第七の柱:出金依頼から着金までを分解

本人確認、申請の締切、業者の承認・送信、決済網と銀行の処理、祝日と最終記帳を分けます。SEPA、Swiftと日本の振込を同じ日数にせず、全社24〜48時間という相場も置きません。登録後のKYC更新があるだけで不正と決めません。

許容される少額出金の確認を行っても、後日の出金や支払能力を保証しません。試験のためだけに250 EUR等を入金・売買する課題にはしません。税・解除料の先払いを急に要求されたら、追加送金前に独立した本物の連絡先で確認。履歴と照会番号を残して正式な苦情先へ進みます。

第八の柱:宣伝と確認記録の矛盾を調べる

保証利益、急がせる連絡、不審な追加送金と説明の矛盾は独立して照合。日本では要請しない訪問・電話による店頭FX勧誘等の規制があり、海外の広告ルールと混ぜません。外国の高いレバレッジや特典を見ても、まず商品・法人・顧客区分と居住地への提供可否を確認します。

欧州の対象小口CFDの誘因制限や30倍等の枠組みは、全世界・全口座の規則ではありません。ポーランドには定義された経験ある小口顧客の別区分もあり、「30倍超なら必ずプロ」という二択は不適切です。登録の表示があっても、なりすましや行為の問題が消えるわけではありません。

追加例:同じ90%でも、確認を止める理由が違う

架空の日本円口座の事前確認10項目です。比較上の適格性条件を「法人・対象業務、連絡経路の真正性、適用資料」の三つと自分で定義し、そのうち一つでも未解決なら送金を保留します。法定の万能チェックリストや、完了率から安全確率を求める模型ではありません。

架空候補確認済み残った一項目次の行動
甲9/10=90%登録番号は一致するが、連絡経路が未確認本物の経路から照合するまで送金保留
乙9/10=90%CSV出力の使いやすさが未確認。三条件は確認済みと指定デモ等でCSVを試し、費用・操作の比較を続ける

乙も安全認定や入金推奨ではありません。二つの90%の差は未解決の内容です。番号一致だけで甲の送金先を本物と扱ってはいけません。

さらに乙のUSD/JPY費用を、1000 USD×100往復、スプレッド0.2銭=0.002円/ドル、別途往復ごと40円、保有・換算等なしと指定。スプレッド費用は0.002×1000×100=200円、別手数料4000円、総額4200円。20円という誤算は0.2銭を0.0002円と取り違えたものです。実料金では「1往復」「片道」「1万通貨あたり」等の分母を先に読み、この架空値を市場の標準と呼びません。

同じ90%でも未確認の内容が違う

同じ90%でも未確認の内容が違う架空の二候補。三つの事前条件はこの比較のために定義。仮定に基づく計算甲:9/10連絡経路が未確認乙:9/10CSV操作が未確認乙の架空費用200+4000=4200円
同じ90%でも未確認の内容が違う. 架空の二候補。三つの事前条件はこの比較のために定義。

完了率は安全確率ではなく、残った条件と費用の単位を個別に確認します。

小さな画面では横にスクロールするか、図を拡大できます。数値と要点は下のテキストにも記載しています。

甲:9/10
連絡経路が未確認 – 番号一致でも送金保留し独立照合
乙:9/10
CSV操作が未確認 – 三条件確認済みと指定。操作の比較を継続
乙の架空費用
200+4000=4200円 – 0.2銭を円へ換算。1000 USDを100往復

入金前に残す比較表

法人・登録・居住地・商品・本物の窓口、資産管理、負残高と証拠金、適用料金、注文・履歴機能、出金手順、苦情先を資料リンクと版付きで残します。原本と適用期間を保持し、会社、分類、居住地、商品、送金先や料金の重要変更時に再確認。年一回の短い点検だけで全変更を捕捉できるとは限りません。

完了数は作業の進み具合であり、誠実さや支払能力の確率ではありません。不一致の種類を分けた後は、なりすましや不審な送金要求の確認へ進みます。